豊見城市議会 > 2003-03-24 >
03月24日-04号

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  1. 豊見城市議会 2003-03-24
    03月24日-04号


    取得元: 豊見城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    平成15年第2回豊見城市議会定例会会議録  ┌─────────── 平 成 1 5 年 第 2 回 ───────────┐   │  豊見城市議会(定例会)会議録(第4号)              │   │        平成15年3月24日(月曜日)午前10時開議        │   └──────────────────────────────────┘ 出席議員 23人 (1番)大 城 英 和 議員          (14番)仲 田 政 美 議員 (2番)玉 城 文 子 議員          (15番)當 間 邦 憲 議員 (3番)高 良 正 信 議員          (16番)赤 嶺 勝 正 議員 (4番)知 念 善 信 議員          (17番)瀬 長 美佐雄 議員 (5番)島 袋   大 議員          (18番)照 屋 つぎ子 議員 (6番)照 屋 真 勝 議員          (19番)上 原 幸 吉 議員 (7番)大 城 吉 徳 議員          (20番)大 城 隆 宏 議員 (8番)山 川 泰 博 議員          (21番)宮 城 盛 次 議員 (10番)大 城 勝 永 議員          (22番)宜 保 安 一 議員 (11番)新 田 宜 明 議員          (23番)儀 間 盛 昭 議員 (12番)佐 事 安 夫 議員          (24番)瀬 長   宏 議員 (13番)大 城 盛 夫 議員          欠席議員 1人 (9番)宮 平 眞 造 議員職務のため出席した事務局職員の職氏名  事務局長  金 城   豊          主  査  宮 里 卓 道  次  長  新 城 秀 雄          主任主事  大 城 史 貴  係  長  比 嘉 盛 仁地方自治法第121条による出席者 市     長  金 城 豊 明      助     役  赤 嶺 要 善 収  入  役  安谷屋 敏 昭      教  育  長  志 田 安 徳 総 務 部 長  大 城 重 光      企 画 部 長  座 安 正 勝 市 民 部 長  比 嘉 健 夫      健康福祉部長   喜 瀬 恒 正 健 康 福 祉 部 参  事  監  国 吉 倖 明      経 済 部 長  国 吉 正 弘 建 設 部 長  天 久 勝 廣      水 道 部 長  宜 保 光 明 消  防  長  座 安 豊 昭      学校教育部長   大 城 健 次                       生 涯 学 習 部 生涯学習部長   金 城 盛 三      参  事  監  仲 本 政 浩 総 務 課 長  外 間 健 正      人 事 課 長  上 原 直 英 財 政 課 長  瀬 長   満      税 務 課 長  宜 保   剛 企画調整課長   照 屋 堅 二      振興開発課長   當 銘 清 弘 庁 舎 建 設 準 備 室 長  上 原   壽      市民生活課長   赤 嶺   豊 市 民 課 長  赤 嶺 盛 光      環境衛生課長   長 嶺 清 光 社会福祉課長   大 城 チエ子      社会福祉課参事  稲 嶺 安 子 介護長寿課長   赤 嶺 光 治      児童家庭課長   上 原 武 弘 国 民 健 康               国 民 健 康 保 険 課 長  砂 川 洋 一      保 険 課 参 事  當 銘 健 一 健康推進課長   米 倉 達 夫      建設総務課長   比 嘉 保 信 道 路 課 長  新 垣 栄 喜      都市計画課長   大 城 清 正 区画整理課長   仲 村 善 隆      下 水 道 課 長  宮 良 一 高 商工労政課長   宜 保   勇      水道総務課長   外 間 賢 勇 水道施設課長   謝 花 喜 充      学校教育課長   町 田 宗 義 生 涯 学 習 振 興 課 長  上 原 政 輝      社会体育課長   阿慶田 長 鷲 文 化 課 長  天 久 光 宏      図 書 館 長  金 城 玲 子 給食センター 所     長  松 田 カツ子      会 計 課 長  比 嘉 弘 勇 農 業 委 員 会               選挙管理委員会 事 務 局 長  大 城 光 明      事務局長兼監査  仲 座 寛 輝                       委員事務局長 選挙管理委員長  平 良 兼 吉      代表監査委員   東 若   實本日の会議に付した事件 日程第1.        会議録署名議員の指名 日程第2.        一般質問         平成15年第2回豊見城市議会定例会議事日程(第4号)               平成15年3月24日(月) 午前10時開議┌──┬──────┬───────────────────────┬────┐ │日程│議案番号  │      件        名       │備  考│ │番号│      │                       │    │ ├──┼──────┼───────────────────────┼────┤ │ 1 │      │会議録署名議員の指名             │    │ │  │      │                       │    │ │ 2 │      │一般質問                   │    │ │  │      │                       │    │ └──┴──────┴───────────────────────┴────┘ 本会議の次第 ○議長(大城英和)  おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。     開 議(10時00分) 議事日程の報告であります。本日の議事日程は予めお手元に配布したとおりであります。 ―◇日程第1◇― ○議長(大城英和) △日程第1、会議録署名議員の指名であります。会議規則第81条の規定により、本日の会議録署名議員山川泰博議員大城勝永議員を指名いたします。  ―◇日程第2◇― ○議長(大城英和) △日程第2、一般質問を行います。  通告順により順次質問を許します。◇ 通告番号1(8番)山川泰博議員 ◇ ○議長(大城英和)  はじめに山川泰博議員の質問を許します。 ◆8番(山川泰博議員) ―登壇― おはようございます。豊見城市議会第16期議員の初議会でトップバッターとして質問に立ちます。山川泰博でございます。 まずはじめに、今回の再選挙で当選をなされた各議員の皆さまおめでとうございます。これからこのメンバーで市長とともに豊見城市発展のために力を合わせて頑張っていきたいと思っております。また、去る3月20日、アメリカ軍とイギリス軍がイラクに攻撃をいたしました。大変残念なことであります。大リーグの日本開催や、サッカー日本代表の米国遠征も中止になりました。平和を願う気持ちは全県民も同じであると思います。沖縄の観光に影響が出てこないか懸念されます。特にアウトレットモール等、観光産業に風評被害が出てこないか心配であります。一日も早い戦争の終結を願います。 さて、昨年9月の選挙で不在者投票の置き忘れミスで5カ月の間に2度の選挙戦を経験いたしました。私は是々非々、公平無私の立場で選挙戦を戦い、豊見城を若い力で改革し、21世紀に相応しい新しい豊見城の街づくりをすると政策を訴え、当選をさせていただきました。しかし、5カ月間のうちに2度の選挙戦をすることは、いくら若いとは言え大変なエネルギーを消耗し、大変な負担を背負い、市民へは過大な迷惑を掛け、再選挙という前代未聞の戦いを行ってきました。私は選挙期間中に投票率を上げるために、市民に強く訴えてきました。この選挙は、全国からも沖縄県内からも注目を浴びる選挙になります。豊見城の名誉回復のため市民が立ち上がってくださいと、投票率を上げるために強く訴えてきましたが、結果は昨年9月の選挙73%の投票率より15ポイントも低い58%でした。大変残念な結果でした。市民も同情する人がいれば、「こんな馬鹿なことがあるか」と、「豊見城の恥だ」、「私の貴重な一票はどうなる」など、「シラケ」ムード、冷えきった市民のムードは様々でした。また、選管職員が処分されたということで、職員は重い処分を受けたと思います。私は個人攻撃をするつもりはありませんが、今回の選挙で政治に対する不信、行政に対する不信が投票率に現れているのではないかと思っております。次回の選挙からは市長との同時選挙もなくなるわけでありますから、今までの2倍市民の税金を投入することになります。投票率も下がるかも知れません。このことについてはどう感じているのか。また、再選挙に注ぎ込まれた税金は、誰が責任を取るのか。財政が厳しい中で市民へのサービスがこの分できなくなるということになります。私は今回注ぎ込まれた税金は、市長以下職員が負担をして市民に対して反省の意を示し、その分行政サービスをしていくというぐらいの思いがなければいけないと思っております。市長も、昨年の選挙で是々非々で当選いたしました。再選挙というこのような結果を無視するわけにはいきません。私も市民の負託を受け当選させてもらいました。今回の選挙をとおして市民からいろいろな意見が寄せられました。市民のたくさんの声を議会で訴えていこうと思います。 まず①今回の選挙の投票率を市長と選挙管理委員長はどう捉えていますか伺います。 ②投票率を上げるために選挙管理委員会はどういう努力をいたしましたか伺います。 ③前回の選挙と今回の選挙に投入した市民の税金はいくらか、またその内容はどういうものか伺います。 ④市民の税金を再び投入したことをどう思うか伺います。 ⑤昨年9月から去る選挙までどういう努力をし、市民に対してどういう説明をしてきたか伺います。 ⑥職員を処分したようですが、その内容と理由は。また過去に処分した例があれば上げてください。 ⑦処分は職員だけでよいのか、責任の所在はどこにあるのか伺います。 (2)市町村合併について伺います。 今全国でも県内でも市町村合併に向けた任意協議会、法定協議会の設置の動きが全国に広がっております。総務省のまとめによると、全国の3,217市町村数のうち1,618市町村が合併協議会に参加と、全国の半数を超える市町村で合併論議が沸き上がっております。片山虎之助総務大臣は、去る2月17日、衆議院予算委員会で「市町村合併特例法の行財政上の優遇措置に関し、2005年3月末までに合併が終了しないと優遇措置を受けられないが、合併の意志が確定し、手続だけが残る場合には優遇措置が受けられることができるよう考えたい」と述べ、特例法を改正し、期限内までに合併が間に合わない市町村にも経過措置を講じる考えを示しました。一方、県内では52市町村の半数以上の市町村が任意または法定協議会を設置し、合併の可否について研究することとしています。沖縄県は合併支援重点地域を7地域指定しました。県の合併支援本部は市町村合併を県の各部局が一体となって支援することとしています。その他、県職員の派遣や調査研究への助成などを通じて人的・財政的な支援を行っております。金城豊明市長は、豊見城市の市町村合併について当分は合併しない方針で議論を進めると表明したと、2月27日の新聞で報道がありました。合併するよりも自ら行財政改革を推進し、住民自治が機能する街づくりを目指すべきだと報告書の中間答申を受け表明したようですが、合併論議は議会でも十分議論し、市民へもそのメリット・デメリットを説明し、その中で市民の意見を聞き決定すべきものであると思います。県案の合併パターンは2年以上前にできたものと聞いておりますが、豊見城市の報告書は未だ中間報告で、全国や県内で合併論議が湧き上がっているこの時期にまだ市民へ公表ができていないということはいかがなものでしょうか。確かに合併ありきで任意協議会を設置することにも問題があるが、しかしこの時期に論議を深める必要があるため、敢えて質問をさせていただきました。それでは次の事項について市長の所見を伺います。 ①市長が合併を考えないと言った根拠は何ですか。 ②全国、または県内で合併論議が深まっているがどう思いますか。 ③県の合併パターン(市町村)または南部市町村と任意協議会を設置する考えはないか伺います。 ④市内部の市町村合併研究会会長赤嶺要善助役)で研究した内容と合併した場合のメリット・デメリットは何ですか伺います。 ⑤報告書の正式答申はいつで、市民へはいつ公開できますか伺います。 ⑥合併特例債について説明してください。 (3)待機児童の解消について伺いますが、私は常日頃から子ども達に夢と希望と目標を与えるような政治を行っていきたいと思っております。そしてまた今回、若者の代表の一人なんだと、若者の声を市議会へ訴えていくんだという強い思いがあります。そのために9月に初当選をして県内の若手議員が中心となって約20名ほどで構成している児童福祉議員連盟の一員になりました。その名のとおり、児童福祉に関する勉強会、意見交換、福祉についての提言等を行っている組織でありますが、その中で私が勉強して、また他の市町村とも比較をして疑問に思ったことを質問いたしたいと思います。今回の認可保育所定員数1,310名に対し1,529名が入所を希望、現時点で約220名の待機児童となる見通しだと3月6日の沖縄タイムスで報道されました。本市は平均年齢33歳と県下で2番目に若い若者の多い街であります。今後も若者が豊見城には増えてくると予想されます。その若者が安心して働ける、安心して暮らせる、そして安心して子育てができる街づくりをするためにも、保育行政の充実強化は今後豊見城の発展拡大のためぜひ必要だと思っております。厚生労働省児童家庭局からの通知に保育所への入所円滑化実施要綱がありますが、市町村において待機の状況がある場合に、当分の間、年度当初において定員を超えて保育の実施を行うことができると謳われております。つまり待機児童解消策が年度当初4月で15%の弾力化、5月で25%、10月以降はこれらの場合に限らず25%を超えても差支えないことと謳われております。県内でもお隣りの那覇市、そして浦添市、宜野湾市等は、定員の見直しを行ってもなおかつ多くの待機児童を抱えている状態ですが、本市がもし15%弾力化を行うと196名の待機児童の解消ができることになります。18%を弾力化では待機児童はゼロになります。つまり、厚生労働省の入所円滑化対策実施要綱どおり待機児童解消に努めておれば、何の問題もありません。単に財政が厳しいからといって200名余りの子ども達をこのままの状態にしてもよいのか。この子ども達は豊見城の将来を担う宝なのです。本市のやり方に私は疑問を感じております。私が認可保育園に伺った所、25%の児童が入所しても条件整備はできているので入所希望があれば受入れたいと返答を受けております。また今回、入所決定を抽選で行ったということですが、私は安易な決定方法ではなかったかと思いますが、そういうことを踏まえて次の事項について伺います。 ①児童福祉法第2条及び第24条を伺います。 ②今回の入所希望者を抽選で決定した理由と、今後も抽選で入所決定するのかを伺います。 ③待機児童を解消するための定員の弾力化について本市の考え、今後の取り組みを伺います。 (4)行政サービスについて。 市民が汗水流して働いて納めた税金で市役所が成り立っていることは皆さんご承知のとおりです。私は市役所こそが市民に対して最大のサービスを行わなければいけないと思っております。今回、選管のミスが起こりましたけれども、たまたま選管で起こったことであって、他の部署でも起こり得た問題ではないか。今回をきっかけに市役所全体の意識改革が必要ではないかと思っております。私が勤めております職場、また関連会社は国際基準でありますISO9001を取得しております。私も職場に居て感じますが、社員の意識が以前に比べ相当変わっております。例えば、どのような導入効果があるか例を上げますと、社員一人ひとりの意識が向上し、組織の活性化に大きく寄与する。また業務の無駄、無理、ムラを排除し、業務効率化が図れる。業務を継続的に改善し、よりよい方向へ向け顧客満足を追及できる。お客様の真の声を組織のマネージメントへ反映できるなど、効果が実際に取得をして現れております。またその他にも私が昨年9月に初当選をしてこの本庁舎へ行く時には、必ず正面入口から「おはようございます」、「こんにちは」と大きな声で挨拶をして入るようにしています。初めの頃は職員も驚いた様子でしたが、最近は必ず挨拶を返してくれるようになりました。大変よいことだと思います。しかし民間企業の場合はお客様が来るとお客様の方から挨拶するでしょうか。普通はお客様に対して先に「いらっしゃいませ」、「こんにちは」というのが当たり前ではないでしょうか。市民が市役所へ来て職員から先に挨拶をされると、とても気持ちがいいと思います。また挨拶するのが当たり前だと思います。私は市役所職員一人ひとりがそういう意識を持って、市民に対して接することは大事ではないかと思います。そういう意味では昨年4月に市昇格をしてこれまでとは違うサービスをさらに行うということで市民に対して現してみたらどうかと思いまして次の提案をしたいと思います。ISO9001認証取得について本市の考えを伺います。 (5)Jリーグのキャンプ誘致についてですが、9月の議会でも質問をいたしました。12月の議会では次の議会で質問をするので十分検討をしていてくださいとお願いをして質問を締めましたが、その後の進捗状況はどうなっていますでしょうか。最近のサッカー情報としまして新聞に本市出身で那覇西高校2年生の比嘉啓太君がアンダーセブンティーン日本代表に選出されていました。大変なビッグニュースです。彼が小学校の頃に私は島尻郡の選抜代表のコーチもしていましたが、その時の教え子でもあります。そういう素晴らしい選手が本市から数多く誕生しているということからも、もっといい環境で私は子ども達に夢と希望と目標を与えるために、目の前でプロのサッカー選手の練習や試合を見せてあげたい。また豊見城の活性化、経済効果にも必ずつながると確信しております。2月のプロ野球キャンプで沖縄県に7球団ものプロの皆さんがキャンプに訪れました。Jリーグはというと、2チームが県内でキャンプをしました。宮崎県には13チームのJリーグのチームがキャンプをしているそうです。その中の何チームかがこの暖かい沖縄県でキャンプをしたいと言っているそうです。ぜひ豊見城市が手を挙げてキャンプ誘致を行ってはどうか、またそれに伴う複合型スポーツ施設の建設をし、市民の健康づくりにつなげたらどうかと思っていますが、次の質問をいたしたいと思います。 ①Jリーグや世界のプロサッカーチームがキャンプできるようなサッカー場の施設整備について伺います。 ②複合型スポーツ施設の建設推進について伺います。 以上の質問について市長の見解をお願いいたします。 ○議長(大城英和)  当局の答弁を求めます。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  皆さんおはようございます。選管の平良でございます。よろしくお願いいたします。 ただ今の山川泰博議員のご質問にお答えいたします。 ご質問の①の今回の選挙の投票率を市長と選挙管理委員長はどう捉えていますかについてお答えいたします。市長と選挙管理委員会は、独立した行政機関でありますので、選挙管理委員会の立場でのお答えをいたします。去った2月23日に執行された市議会選挙については、これまでにない史上最低の投票率になったと思います。 次のご質問の②の投票率を上げるために選挙管理委員会はどういう努力をいたしましたかについてお答えいたします。どういう努力を行ったかについては、選挙期日等を掲載した市広報「とみぐすく」への掲載、市役所本庁舎前の電光掲示板への掲載、看板による表示、主要箇所による横断幕の設置、公用車のステッカーの貼り付け、市のホームページへの掲載、選挙用広報車による市内全域への広報活動の日数及び回数を増やすことにより、選挙に対する周知等を行い、投票の棄権防止対策を図り、投票率を上げるために努めてまいりました。 ご質問の③前回の選挙と今回の選挙に投入した市民の税金はいくらか、またその内容はどういうものかについてお答えいたします。前回の豊見城市議会選挙に執行した予算は概ね1,200万円であります。また、今回の市議会選挙に執行した予算は概ね1,090万円であり、一般財源による支出となっております。支出内容については、主なものとして投票所への入場券、ポスター掲示場の設置及び撤去、法定はがき郵送料、投票立会人及び開票立会人報酬選挙事務従事者手当等の費用であります。 ご質問の④市民の税金を再び投入したことをどう思うかについてお答えいたします。市民に対して誠に申し訳ないと思うと同時に、残念に思います。今後、このような事態が決して二度と起こらないように選挙管理委員会といたしましては、再発防止に努力してまいりたいと思います。 ご質問の⑤昨年9月から去る選挙までどういう努力をし、市民に対してどう説明してきたかについてお答えいたします。投函漏れの再発防止のために、不在者投票事務処理作業の総括責任者、作業責任者を配置し、責任体制、チェック体制を図り、不在者投票開封作業マニュアルを作成し、担当者の役割分担を明確にし、さらには選挙当日の本番に向け、不在者投票担当者会議を開催し、再発防止に努めてまいりました。市民に対しての説明は、市広報「とみぐすく」10月号によりお詫びと事故の概要説明、市議会だよりへの掲載、また各自治会の公民館及び自治会掲示板によりお詫びと事故の概要説明、市のホームページにお詫びと事故の概要説明及び再発防止についての今後の対策をこれらの掲載等により説明とご理解を求めてきました。 異議申立及び審査の申立に関しては、市役所本庁舎、第2庁舎及び各自治会の公民館及び自治会掲示板に市議会選挙に関する経過報告について掲示し、市民の皆さんに対し説明とご理解を求めてまいりました。 ご質問の⑥職員を処分したようだが、その内容と理由は。また過去に処分した例があるならば、その内容を伺うについてお答えいたします。処分の内容については、選挙管理委員会事務局職員が3名。事務局長、基本給の10分の1の減給6カ月、主管兼係長、基本給の10分の1の減給5カ月。主査、文書による厳重注意です。処分理由といたしましては、地方公務員の規定に違反するものであります。過去において本市の選挙管理委員事務局については、処分はありません。 次のご質問の⑦処分は職員だけでよいか、責任の所在はどこかについてお答えいたします。市長部局の職員及び選挙管理委員会事務局の一般職員については、地方公務員法の適用はありますので、その規定に基づき今回の処分となっております。なお、特別職員については地方公務員法により処分の適用はありません。責任の所在については、選挙管理委員会にあります。 ◎市長(金城豊明)  おはようございます。山川泰博議員市議会議員選挙と職員の懲戒処分について伺うの1番目についてお答えをいたします。 今回の選挙の投票率をどう捉えているかの質問でございますけれども、今回の市議会議員選挙における投票率は58.02%で、前回の投票率73.51%に比較しますと15.49%の減となっております。投票率が下がった要因といたしましては、前回のように市長選と同日選挙でなかったこと、前回の選挙から5カ月しか経てないこと、選挙確定から投票日までの期間が短かったこと、再選挙であること等が考えられますが、いずれにいたしましても今回の選挙は不在者投票1,600票の置き忘れに起因する再選挙であり、市民に対する行政の信頼を損ね、大変残念な結果となってしまいました。これを機に全職員が一丸となって業務を精励し、一日も早い市民の信頼回復を図ってまいりたいと考えております。 次に選挙に関する件につきましては、後で助役の方から答えさせたいと思います。 次に市町村合併について、市長が市町村合併を考えないとする根拠を伺うということでございますけれども、現時点において豊見城市が市町村合併を考えないとする根拠は、1つ目に豊見城における市町村合併に関する重大な経緯を認識しているからであります。合併法につきましては、平成7年に施行をされておりますけれども、当時平成10年本市におきまして合併特例法の改正を受けて住民発議による那覇市との合併を前提とした法定協議会設置要求が否決となった経緯があります。2番目に平成13年の住民意識意向調査で市政施行を進めるべきとの住民の意向が83.9%であったこと。3番目に平成14年度4月1日に豊見城は法制度をすべてクリヤーをいたしまして、単独市制施行を実現したこと。こうした豊見城の街づくりの経緯を重く受け止める必要があるからでございます。 2つ目に、市町村合併は地方分権を推進する手段であり、事務委譲と税源委譲が明らかにされない中、ムードに流される形で地方自治体の本旨にかかる重大な判断をすべきではないと基本的な考え方があるわけでございます。さらに市町村合併は、地方分権を推進するにあたって基礎自治体として維持発展が望めない場合に、今後の自治体運営の選択肢の1つとして考えるべきであるとの市町村合併の研究会の報告を参考にいたし、法制度を全てクリヤーして単独市制施行を実現した本豊見城市が、現時点において特に合併しなければならない差し迫った現状があると判断できないからであります。 次に2番目、全国でまたは県内で合併議論が深まっているがどう思うかについてお答えをいたします。 合併について各市町村が自主的な判断で決めるべきと考えております。理由は、それぞれの市町村の置かれている状況が違うことから、自ずと住民の判断も違ってくるからであります。合併を必要とする市町村においては大いに推進し、議論すべきと考えているわけであります。 以上です。後につきましては助役、担当部長で答えさせます。 ◎助役(赤嶺要善)  1番目の市議会議員再選挙と職員の懲戒処分についての⑥の職員を処分したようだがその内容と理由について。また過去に処分した例があるか、その内容を伺うという点について市長部局についてお答えしたいと思います。 職員の懲戒処分につきましては、平成14年12月26日付で市選挙管理委員会から不在者投票事務従事職員に対する処分の諮問について審議依頼がありまして、それと併せまして市長部局の職員の処分についても慎重な審議を重ねまして、平成15年2月26日付でそれぞれの所属に係る職員を処分してございます。市長部局職員の処分内容につきましては、第3投票所の投票管理者として勤務した職員が給料の10分の1の3カ月の減給処分となっております。処分理由につきましては、地方公務員法第33条の信用失墜行為の禁止に違反し、地方公務員法第29条第1項第1号及び第2号に係る懲戒処分となっております。他に不在者投票の開封作業に従事した市長部局の職員4名が文書による訓告処分となっております。処分理由につきましては、地方公務員法第29条による懲戒処分までは至らないものの、市政に対する市民の信頼を大きく損なった社会的な影響を考慮しまして、開封作業に直接関わった動議的責任は免れ得ないということでこのような処分となっております。それから不在者投票が投函漏れにより無効となった事例につきましては、全国に何例かありまして、特に本市と似た事例としましては、市長選挙において不在者投票が投函漏れでやり直し選挙というふうな事例がございます。その処分内容につきましては、選管事務局長戒告、選管係長他1名訓告、投票管理者停職1カ月というふうになっておりますけれども、この場合の不在者投票は、各投票所で処理しておりまして、そこでの投票管理者は実質的な最高責任者であったために停職処分になっているようでございます。処分の基準につきましては明確な基準はありませんけれども、人事院の懲戒処分の指針と併せまして、本市と同様の全国での実例を処分基準の参考にしまして、さらに個々の事例に則して総合的に判断しております。 ◎企画部長(座安正勝)  2番目の市町村合併についてお答えいたします。 ③の合併協議会の設置につきましては、基本的には合併が必要であるとの立場で市長提案、議員発議、住民発議の方法で任意または法定の協議会の設置ができるようになっております。豊見城は平成10年に住民発議の合併協議会が請求されましたが、当時村議会で否決になっております。また近隣の合併協議会への参加という方法もありますが、合併ありきではないとは言いましても、豊見城のように特に合併を必要としない立場で合併を進めようとする協議会に入ることは、他の足を引っ張ることになるだけで、好ましくないというふうに考えております。 ④の市町村合併研究会の内容でありますが、研究した内容は1つ目に今なぜ市町村合併なのか、②といたしまして市町村合併の取り組みの状況、3番目に合併特例法による特別措置、4番目に国・県の支援策、5番目に地方自治と街づくりの視点など5つの項目を上げて研究をいたしました。メリット・デメリットにつきましては、まず合併のメリットは広域的な視点からの地域づくりが推進できる。行政サービスがより向上できる。行財政の効率化と財政基盤の強化ができる。デメリットといたしましては、都市部または中心部だけがよくなり、周辺部や離島が取り残されるのではないかという懸念。住民の意識の反映やきめ細かなサービスの提供ができにくくなるのではないかという懸念。地域の特徴や個性がなくなることや、コミュニティー意識が薄れるというふうな懸念など、これまで議会で答弁してきた内容と同じで、特に豊見城にとって特別なものは出てございません。 5番目の研究会の報告書についてでありますが、庁議の方でも論議をいただき、若干の修正を加えて平成15年2月25日に市長へ報告をしてございます。報告書は必要な方には提供し、説明もいたしたいと思っております。また合併問題に関するご意見・ご提案についても、ご教示をお願いしたいと考えております。 ⑥の合併特例法についてでありますが、正式には市町村の合併の特例に関する法律で昭和40年に10年間の期限付きで制定され、何回かの改正がされております。平成7年の改正により10年間の延長がされ、平成17年3月31日までの期限付きの法律であります。総務省は市町村合併を強力に推進するため、考えられる最高の内容を盛り込んだ最大で最後の支援策であるとしております。その主な内容は、1つ目に住民発議による合併協議会設置請求ができること。2つ目に平成17年3月31日までに合併する場合に限り、市制施行の人口要件を4万人以上とする。その場合、市制施行の要件のいずれかを備えてなくても、備えているものとみなす特例。3番目に議員の定数、在任、退職年金に関する特例。4番目に交付税算定の措置。5番目に地方債の特例などが主な内容となっております。 ◎健康福祉部長(喜瀬恒正)  山川泰博議員のご質問の待機児童についてお答えをいたします。 児童福祉法第2条及び第24条についてお尋ねでございますけれども、児童福祉法第2条は、「国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに児童を心身ともに健やかに育成をする責任を負う」ということになっており、児童福祉の基本概念が謳われております。 また第24条は、「保育に欠ける所がある場合において、保護者から申込があった時は、それらの児童を保育所において保育しなければならない」と、保育に欠ける乳幼児を保育する市町村の義務に関する事項が記されております。 質問2の入所決定の抽選の理由についてでございますが、先ほどの児童福祉法第24条は、市町村の保育義務を謳っておりますが、同条第3項に「市町村は1つの保育所について、当該保育所への入所を希望する旨を記載した前項の申込書に係る児童の全てが入所する場合には、当該保育所における適切な保育の実施が困難となること、その他のやむを得ない事由がある場合においては、当該保育所に入所する児童を公正な方法で選考することができる」ということとなっており、待機児童を全て解消できない中で究極の方法として抽選の手法を取っているところであります。しかし抽選方法は、定員枠よりも申込の多い園ごと、かつクラスごとに従来どおりの点数制で1次選考を行い、最後の定数枠を巡って点数が同点となった数名で抽選となる手法を取っており、最も公正でかつ利用者が納得できる方法だというふうに考えております。 また、弾力化についてでありますが、本来保育所は一定の基準を保持して入所児童の福祉を確実に保障できるように最低基準が決められ、保育室などの設備や職員配置基準等が示されております。定員等も施設の規模に応じて快適な保育環境を保持するために定められており、弾力化は施設が不足している状況下でのあくまでも暫定的な措置であり、弾力化入所が3年以上継続する時は、これを定数化するよう指導があるなど、一時的な対応であります。むしろ弾力化よりも定数枠を拡大することが保育環境を安定して維持できるものと考えており、今後とも定数枠の拡大を検討しながら、やむを得ない状況になるとき弾力化も検討してまいりたいと思っております。 ◎総務部長(大城重光)  山川泰博議員の質問事項の4番目の行政サービスについてのISO9001認証取得についてお答えいたします。 ISOの導入につきましては昨今、全国の自治体でも行政改革の一環とした取り組みが盛んになっております。そのメリットとして適用される分野の行政サービスの演出が常に一定の水準に保たれ、なおかつ設定した目標に向かって継続して改善されていくシステムにあります。行政は最大のサービス産業と言われておりますけれども、ともすればお役所仕事と言われているのもあります。ISOでは常に市民ニーズを把握し、質の高いサービスを市民の誰もが、いつでも、どこでも享受できるように事務やサービスの標準化、マニュアル化を図ることが1つの特徴であり、職員の意識改革や活性化、業務の効率化を図る上で有効な手段であると認識しているところでございます。特に沖縄県の那覇市でも今ISOの9001を取得をしておりますので、その那覇市の状況、あるいは現段階での導入の位置づけ、あるいはまた導入部署の把握も含めて今後検討してまいりたいと考えております。 ◎生涯学習部長(金城盛三)  山川泰博議員の(5)のJリーグ等のキャンプ誘致についての①、それから複合型スポーツ施設の②についてお答えいたします。 まずはじめに、①について。Jリーグのプロサッカーチームがキャンプのできるようなグラウンドについて、基準を設定して県内を調べてみましたところ、石垣市宮良の方に「サッカーパークあかんま」という施設がありまして、これは平成9年2月に完成しております。その施設は総工費16億円、敷地面積6万9,760㎡、メイングラウンド、サブグラウンドが2面、クラブハウス、フットサルアリーナ、管理倉庫等の設備が整っていて、Jリーグチームが春季キャンプを張ることになり、練習試合も行われているとのことであります。去った3月11日の新聞報道の中で、先ほど山川議員の方もご質問のある中でありましたが、福岡県で開催されるサニックス杯国際ユースサッカー大会日本代表選抜22名の中に、沖縄県から那覇西高校の比嘉啓太君、豊見城市字宜保出身でございますが、選出されるなど、本市においてもサッカー熱はますます高まる中にあると思います。議員ご質問のJリーグやプロサッカーチームがキャンプできるようなグラウンド施設整備について、本市で考えた場合、敷地の確保や施設整備に係る財政面等も含めて、今暫く検討させていただけたらと考えております。 次に②について、県内の体育施設について資料の収集をしてみましたところ、平成14年12月に本部町が町制施行60周年記念事業として総工費20億2,300万円で建築面積が4,714㎡という町民体育館が完成しております。その内容としてバスケットボールコート3面とれる2階建ての県内でも最大規模の体育館であります。複合型となればそれなりの資金計画を立てていかなければならないと考えられることから、前回の一般質問で市長も答弁されておりますように、1つの種目だけ利用できる施設ではなく、多種多目が利用できる複合型、市民の皆さんがより利用しやすい方法の施設というものが素晴らしい提案だとして受け止めております。施設建設について市立体育館建設も含めて現在の厳しい財政状況の中ではありますが、今暫く検討させていただきたいと思います。 ◆8番(山川泰博議員) ―再質問― もう時間がありませんので待機児童について再質問したいと思います。 先ほど部長の方から児童福祉法第2条及び第24条の説明がありました。第2条には「国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う」と謳われております。今回、希望する保育園に行けないということで悩んでいる児童もいると聞いております。また第24条には「保護者から申込のあったときには、それらの児童を保育所において保育しなければならない」と謳われておりますが、今回は申込があるにも関わらず入所できないということで、これらは児童福祉法違反にならないのか、まず1点目答弁をお願いします。 それとこれも厚生労働省からの通知で保育所入所手続の具体的な取り扱いについての中にこういうことが書かれています。「保育所に入所している児童が保育に欠けているのにも関わらず、より優先度の高い児童の申込があるからといって保育の実施を解除することについては、既に入所していた児童への影響や契約期間内の一方的な解除であることを考えると適当ではない。こうした場合については、新たに申込のあった優先度の高い児童を保育所に入所させるよう定員の弾力化を図る等、最善を尽くすべきものと考える」と謳われております。今回の入所申込状況を聞くと、在園児・兄弟児などが入所できなかった、兄弟でも一方は入所できて一方は入所できなかったとよく相談を受けます。未だに在園児・兄弟児の入所が決定していない児童もいると聞いております。それについてはどうお考えか、2点目答弁をお願いします。 私はこれらの問題は定員の弾力化を行わなければ解決できないと思っておりますが、また再度この定員の弾力化について答弁をお願いしたいと思います。 それと先ほど抽選ですね、抽選した理由として第24条の3項、その中に公正なやり方で究極なやり方で抽選をしたという話をしていましたが、これもこの保育所運営ハンドブックというのがありますけれども、その中に第24条第3項の公正な方法による選考についてはという定義が謳われております。それは保育所や申込のあった児童の家庭の状況と地域の実情を十分に踏まえ、児童の家庭の状況とかですね、地域の事情を十分に踏まえて市町村において客観的な選考方法や選考基準を定めるとともに、これらについて予め地域住民に対して適切な方法で状況を提供すること、またその他に優先度の点数化を行う場合には、客観的な評価が行われるよう留意するとともに、その際に優先する要素、例えば母子家庭、父子家庭、その他兄弟の入所状況、延長保育、障害児保育の必要がある場合には、当該要素の選考基準において明確にしておくことと謳われております。今回の抽選は、同点だった子ども達を抽選したということですけれども、その中には母子家庭、兄弟児、在園児もいると聞いております。児童福祉法の中にはその辺は優先順位はちゃんとつけなさいと謳われておりますが、それについてはどうお考えか答弁をお願いします。 ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(10時55分)     再 開(11時05分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたしたいと思います。 ◎健康福祉部長(喜瀬恒正)  山川泰博議員の再質問にお答えいたします。 児童福祉法の24条の法違反にならないかということでございますが、この待機児童の問題については全国的にもやはりそういう待機児童がいると、そういう中で施設の定数枠を超えて待機児童が出たからといって、即違法ということにはならないのではないかと考えております。もちろん、弾力化も含めて対応する義務は当然自治体には課せられていると理解をしております。 それから兄弟児・在園児、あるいは母子・父子等の家庭の状況についてどうなのかということですが、当然今回の抽選についてもその在園児、あるいは母子家庭・父子家庭、家庭の事情もある程度は配慮をしてございます。兄弟児については今回の30名の増の枠を設けて、その中で考えていきたいと。当然その母子・父子・在園児のこの状況を配慮した中で、それでいて同点ということの中での抽選だということはご理解願いたいと思います。
    ◆8番(山川泰博議員) ―再々質問― 今回は本当に弾力化しないと私は解決できないと思っております。本当に200名余りの子ども達が路頭に迷っているような状態ですので、福祉部長、それから担当課は本当に一生懸命私はやっていると思いますので、あとは本当に市長の政治的判断だと私は思っております。そういう意味では市長にその弾力化について最後に答弁お願いしたいと思います。 ◎市長(金城豊明)  山川泰博議員の再々質問にお答えいたします。 弾力化につきましては今現在、担当部との調整については30名程度はということで今財政側とも調整をしているところでございます。今後の問題については、やはり財政の状況もみながら検討をさせていただきたいと思っております。 ◇ 通告番号2(21番)宮城盛次議員◇ ○議長(大城英和)  次に21番、宮城盛次議員の質問を許します。 ◆21番(宮城盛次議員) ―登壇― おはようございます。では通告した3点について一般質問をしていきたいと思っております。 市長、啓蟄の時期も近づいて、春分の日を迎えまして春ということで全ての生き物、あるいは我々社会も新しい年度を迎えてまた活発に市政においても進めないといけないとこう思っております。過去のことは過去という教訓にいたしまして、過去のことと申しますのも選挙関係の関係でありますが、私の場合はそれを教訓として今後また市政に生かしていただきたいとこう思っております。 では最初の問題であります。1つ目に上田山川自治会のコミュニティーセンター(集会所)設置の件であります。 集会所設置の件につきましては、市内における一昨年北分譲自治会集会所が見事にできまして、非常にその自治会の皆さんから喜ばれているところであります。そういうことで、やはり住民の拠点となる集会所につきましては、随時できる範囲内で造っていただきたいということで、あちこちの集会所建設問題について訴えてまいりました。特に上田山川自治会のこの集会所施設建設につきましても、過去私は3回ぐらい取り上げてまいりました。しかし今回、皆さん方の努力によりまして、特に担当している企画ですか、あるいはまた三役の皆さん方の努力によりましてめでたくこういう建設に向けての予算書が新年度当初予算の中に組み込まれていることは非常に私はこの問題を取り上げて喜んでいる一人であります。また上田山川地域におきましても、既にこの予算等につきましては知っているようでございまして、いよいよまた活発な自治会活動もできるんだということで当該地域の皆さん方は非常に喜んでいるところであります。この予算書の取り方についてはいろいろあるようでありますが、防衛庁予算とか、あるいは今回は宝くじ関係だと思いますが、そういう予算の取り方、この宝くじ関係につきましては県内に2カ所か3カ所ぐらいの予算が流れるようになっておりますが年間ですね、こういう立て続けに豊見城にこういう集会所建設の予算書が取れたということ、それなりに皆さん方の努力が非常に功を奏したとこういうことでございまして、当局側につきましても高く評価していきたいと思っております。いよいよこの予算書は計上することになりましたが、当該自治会、上田山川関係の自治会の皆さん方と今後どういう具合の手順でこの予算書を消化していく予定であるか。例えばその面積、あるいは内容等々につきまして、今後の進捗関係についてお答えしていただきたいと思っております。 2番目に桜ヶ丘自治会の集会所建設及び公園用地確保についてでありますが、この問題につきましても度々訴えてまいりました。当該地域の自治会長さんがお見えになって、ぜひとも我々桜ヶ丘の問題につきましても取り上げていただきたいということで何回か取り上げた経緯があります。そういうことで、詳しくこの問題については申しませんが、その後の取り組み状況、当時は担当が建設部長だったと記憶しておりますが、その後の取り組み状況について今の総務部長が建設部長の時に一般質問した記憶がありますが、その後の取り組み方について伺いたいと思っております。 3番目に、県営平良団地及び公社豊見城団地のガードパイプについてであります。ご承知のとおり、この県営平良団地の一部にガードパイプが設置されていなくて交通安全上非常に危険である。以前はその坂については滑り止め関係をやっていただきたいということで一般質問をしましたところ、すぐ取り上げて滑り止め関係ありますが、一部の地域につきまして全くガードパイプがなくて非常に交通安全上問題であります。また豊見城団地のガードパイプも至る所腐食したり、取り外されていたり、特に豊見城団地B7からB9棟ありますが、これをB15に訂正させていただきたいと思っております。この地域は本当にもう何1本もなくてですね、全く丸裸であります。この地域は児童生徒の通学関係の道路でもありますから、非常に今の状態では危険であります。恐らくこの質問を出した時に建設部関係は現地調査もしたと思います。その現地調査もみてどういう考え方で、今後私は早急にやるべきだと考えておりますが、この県営団地のガードパイプの取り付け問題、そして豊見城団地のB7からB15、保育園近くの市立平良保育園の近くまでであります。この問題についてどう取り組む考えであるか、この3点についてお聞きしていきたいと思っております。 ○議長(大城英和)  当局の答弁を求めます。 ◎企画部長(座安正勝)  宮城盛次議員の1番目の上田山川自治会のコミュニティーセンター建設についてお答えいたします。 自治会との打ち合わせにつきましては集会所の規模、内容、資金計画など申請の段階から随時行ってきております。4月中旬頃に自治総合センターから県を経由して助成金の交付決定通知が予定をされておりますので、これを受けて事業がスムーズに進められるように上田山川自治会の皆さんと協議を図りながら、建築確認の申請、工事着工など、具体的なスケジュールを決めてまいりたいと考えております。 2番目の桜ヶ丘自治会の集会所建設についてでありますが、集会所の建設方法はいろいろございますが、桜ヶ丘自治会の場合は上田山川自治会と同じような自治総合センターのコミュニティー助成事業が考えられます。しかしこの助成金は、県内2件ということで非常に競争率が高くてなかなか採択されません。採択されるにあたっては、自治会の建設に向けた熟度が優先順位の条件となっておりますので、今後、桜ヶ丘自治会から要望がありましたら、そのような助成金の内容や自治会として取り組むべき課題などについても説明をして対応してまいりたいと考えております。※(3番)高良正信議員 離席(11時11分)※(3番)高良正信議員 復席(11時22分) ◎建設部長(天久勝廣)  宮城盛次議員の質問事項の2番桜ヶ丘自治会の公園用地確保についてお答えをいたします。 前回の一般質問の答弁で那覇空港自動車道路の桁下利用について、南部国道事務所との調整をしていきたいという答弁がなされておりまして、南部国道事務所に確認をいたしております。協議の時期については、次年度の早い次期に暫定供用開始がなされるということでございまして、供用開始後、占用協議をすることにしております。その時期を待って協議して、桁下利用ができるようにいたしたいと考えております。 次に3番目の県営平良団地及び公社豊見城団地のガードパイプについてお答えいたします。 県営豊見城団地内の道路につきましては、市道として道路認定されておりますが、構内道路として沖縄県住宅公社が管理をいたしております。県住宅公社の保全課に確認をいたしましたところ、県営豊見城団地自治会と協議調整をしていきたいとのことでございました。早めに安全対策を行うように申し入れいたしております。 次に豊見城団地B7棟から15棟に面した道路についてですが、市道46号線として市が維持管理をいたしております。議員のご指摘のとおり、ガードパイプが設置されておりましたが、金属疲労等による腐食がありまして撤去いたしております。次年度の早期にガードパイプを設置できるように取り組みたいと思います。 ◆21番(宮城盛次議員) ―再質問― 企画部長にあと1点だけ再質問いたします。 その前に、建設部辺り非常にまた次年度辺りで努力されているとするというようなことでありますから、新年度予算可決後、その状況を見守りたいとこう思っております。 企画部長、4月中旬になって正式にこの自治宝くじが決定しないと前に進まない話でありますが、皆さん方の予想としてスケジュールとしてですよ、これは公表できるかできないか分かりませんが、今のところ何月頃に着工して、何月頃完成するというふうな部内での考え方とか、まとめとかそういうものがありましたらぜひお答えしていただきたいと思います。 以上で私の質問は終わります。 ◎企画部長(座安正勝)  宮城盛次議員の再質問にお答えたします。 上田山川自治会のコミュニティーセンターの建設スケジュールにつきましては、自治総合センターからの決定通知もあるんですが、予算の可決を受けてからの執行という考え方でありましたが、5月には建築確認の申請、6月工事着工、12月完成の予定で進められないかということを自治会の方とは打ち合わせをしているところでございます。◇ 通告番号3(2番)玉城文子議員 ◇ ○議長(大城英和)  次に2番、玉城文子議員の質問を許します。 ◆2番(玉城文子議員) ―登壇― 先ほど山川議員が具体的な内容で質問をされましたが、大変大事なことでありますので私なりの見解から質問をさせていただきます。それでは質問に入ります。 まず児童福祉対策について。 待機児童解消について。待機児童解消についての取り組みは、国を挙げて各市町村においてもその対応策が推進されているところであります。我が市においても平成15年度におきましては福祉予算が大きく伸びていることはよく理解しております。その中において、新設の法人保育園が2カ園増設され、120名の子ども達が入園することで待機児童解消に努力されていることが理解されることであります。本市においては毎年出生率が横ばいしている現状であり、なかなか待機児童が解消されるというところまでは至っておりません。本市の待機児童解消計画では、平成17年度までに解消の予定となっておりますが、今の財政状況では平成17年の解消計画は無理なように思われます。財政の厳しいことはよく分かりますが、子どもの育ちは待ってが利きません。待機児童解消計画を実現させるために、今後、予算の増額を検討していく必要があると思いますが、考えを伺います。 次に弾力化について伺います。国においては少子化対策の中でエンゼルプランが打ち出され、子どもを生み育てやすい環境づくりが推進され、その対策として平成12年、13年度においては少子化対策として特別交付金が交付され、入所枠の拡充を図るため保育室の増築や諸々の環境整備がなされてきたところであります。それによって14年度は各園で入所の弾力化が実現され、これまでなかなか入所できなくて困っていた親たちにも喜んで貰えるチャンスが与えられたと思っていた矢先、平成15年度においては財政上により弾力化が認められないのではと法人保育園の園長たちは懸念しております。中には兄弟の中でも一緒に入所できないとか、継続しての入所ができていないことが保護者は大変に困ってどうすればよいのかと、保育園や市の窓口に毎日のように問い合わせがあります。せっかく受け皿はあるのに財政上のため対応できないということは、親たちを不安がらせております。ご存じのように、不況のため母親の就労が増加している現状の中で、保育所の目的は親の就労支援と子育て支援の場であることからしても、社会の現状に合った行政を施行することが市民のための行政であり、思いやりのある行政だと思います。他市町村においては15%ないし25%の弾力化が実施されている現状であります。親の中には子どもを預かる場がないため、仕事は見つかったが就労できないと困っている方もおります。それと母親の病気・入院・出産といった緊急を要するケースにおいても、弾力化の中で受け入れ体制を考えていく必要があると思いますが、弾力化についての対応策と、そしてまた緊急を要する子ども達のその緊急を要する子どもの途中入所策についても併せて検討を伺いたいと思います。 枠の定員確保について。ご存じのように保育所の設置に際しては、最低基準の中で保育室のスペースに合わせた年齢ごとの定員枠が定められていると思います。それに合わせて保育者の数が定められております。予算執行も定員定額で計上されることになると思います。ところが毎年定数枠の入所に変動が生じた場合は、職員の数にも変動が生じることになり、リストラがあったり、採用があったりで運営上大変に困惑することになり、円滑な運営ができなくなることが懸念されます。そういう立場から、認可当初の定員枠の定員確保を維持してもらいたいとの各園からの要望があると思いますが、今後の検討を伺いたいと思います。 次に豊見城団地再開発について伺います。 平成14年度にマスタープランが策定され、その中で市営住宅建設についても計画が進められていくものと思いますが、豊見城団地の団地における市営住宅の建設についてはこれまでも何回となく取り上げてきたところであります。団地の入居者の約80%が低所得者という現状において、団地内での市営住宅の早期実現に大きな期待が持たれております。いよいよ補正予算の中で調査費が計上されたことは、市の積極的な努力に嬉しく思います。11市の中で本市は市営住宅の建設がまだ1戸も建設されていない現状であります。引き続き調査を踏まえ、さらにこの事業の実現に向けて取り組んでいくよう検討してもらいたいと思いますが、お考えを伺います。 次に住宅地区改良事業の導入について。豊見城団地再開発事業については12月の議会においても一般質問の中で述べてまいりましたように、この事業は豊崎地区開発事業に等しい大きなプロジェクト事業になると思います。開発にあたってはいろいろな方式があるようでありますが、住宅地区改良事業を導入した方が最もベターではないかと思います。団地住民のほとんどが今後も住み続けたいとの声がある中で、住民の声を最優先に反映させた開発を希望する立場からしても、住宅改良事業の導入が望まれると思いますが、この事業はあくまでも市でなければ該当しない事業になっております。そういう関係からして、この事業の導入によって豊見城団地再開発事業の計画を強力に進められ、団地住民に安全で快適な生活環境の整備を検討してもらうことを団地住民は待ち望んでおりますが、当局の考えを伺います。 次に市長の施政方針の中で、豊見城団地住宅地区改良事業については、今後も調査を踏まえてさらに検討していきたいとのお考えがあります。その着工時期について検討を伺いたいと思います。 次にこれまで何回となく豊見城団地住民と公社との懇談会を開催してまいりましたが、去った2月27日の懇談会においては、たくさんの方々が参加され、熱心に質疑されました。中には雨漏りや壁の亀裂、天井からセメントの固まりが落ちて来たとか、不安を抱きながら生活をしているとの声もありました。このように住民の生の声を聞く機会を通して、市行政に対する理解と信頼関係も深められていくものと思います。そういう立場から団地住民との懇談会を開催するお考えはないか伺いたいと思います。 次にエコシティーティーとはしな内の公園整備について。この件につきましても14年度の12月議会の中で取り上げましたが、当局のその時の答弁は安全管理や維持管理に関して本市の担当課と住宅公社との引き渡しがなされていない状況であるため、早い時期に担当課で調整を協議して、早めに対応してまいりますとのことでありました。その後の進捗状況はどのようになりましたか伺います。 最後に豊崎地内の企業誘致の現状はどうなっているか伺いたいと思います。 ○議長(大城英和)  当局の答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(喜瀬恒正)  玉城文子議員のご質問にお答えいたします。 まず待機児童解消につきましては、平成17年度には待機児童を解消すべくこれまでもずっと答弁をしてきたところでございますけれども、限られた厳しい予算枠の中で、効率的な予算運用など、いろいろ方策を検討しながら17年度には実現できるよう努力をしてまいりたいと思います。今年度の予算増額につきましては、入所枠の弾力化、あるいは緊急を要する児童の途中入所も含めて、補正時点で調整を図ってまいりたいというふうに考えております。特に弾力化につきましては、先ほど山川議員の質問に市長がお答えしましたように、今後とも財政状況をやはり見ながら検討していくということでございますので、ご理解のほどをお願いいたします。 それから4点目の各年齢枠の定員確保についてでありますけれども、基本的に年齢ごとの定員枠に従って決定をしております。しかし地域のニーズ等によって若干の調整を園と行うことがありますので、ご理解をいただきたいと思っております。 ◎建設部長(天久勝廣)  玉城文子議員のご質問にお答えいたします。 質問事項の2番豊見城団地再開発について1番から5番についてお答えをいたします。 まず豊見城団地再開発につきましては、これまで沖縄県住宅供給公社が取り組んでまいりましたが、住宅公社の経営悪化により、住宅公社独自による再開発が困難となっております。そこで現在、県と本市で住宅地区改良事業の導入を検討いたしているところでございます。 それでは1番から5番に順次お答えいたします。 市営住宅の早期建設につきましては、豊見城団地に言及した問題ではなく、現在取り組んでおります住宅マスタープランの中で公営住宅建設を今後施策として検討してまいります。市営住宅におきましては、新規建設だけでなく民間・借家の借り上げ、買い上げ等、いろいろな手法がございますので、今後検討してまいりたいと思います。 次に2番の豊見城団地地区の住宅地区改良事業の導入については、調査費が1月の臨時議会で補正計上されて業務を進めているところでございます。今回の調査の中で住民意向調査、将来における事業収支計画の概要等をまとめてから、本市と沖縄県の役割分担を検討いたします。それが完了し次第、計画基礎調査を検討することになります。その計画調査を終えて課題解決に向けて整理し、住宅地区改良事業に着手していく手順になります。 3番目についてですが、住宅地区改良法では改良住宅に入居させるべきものとして、改良住宅への入居を希望し、かつ住宅に困窮すると認められるものを改良住宅に入居させなければならないということになっておりまして、基本的には現在豊見城団地に居住している方々で入居を希望している方が入居対象となります。調査段階から住民意向調査を行い、団地住民の意志を十分に把握しながら進めていきたいと思います。 次に4番、事業の着手について今回の整備プログラム策定の事業導入を検討した後に計画基礎調査を行って、その後事業着手ということになります。今回の整備プログラム調査の中で収支計画や事業導入のスケジュール等の中で事業着手時期についても検討していきたいと思います。 次に5番について住民と市との懇談会を望んでいるということで、その考えについては調査段階から住民意向調査等を行う予定でありますが、必要において随時団地住民との懇談会等を行っていきたいと思います。 ◎企画部長(座安正勝)  3番目のエコシティーとはしな内公園整備についてお答えいたします。 この件につきましては、12月議会でもお答えをしておりますが、公園の安全管理につきまして住宅供給公社との協議だけではなくて、市の公園担当課や隣接します児童館、それから近隣の利用者など、関係者との協議がなお必要であるということでございます。現在、市や住宅供給公社双方が解決に向けて努力をしておりますので、あと暫く時間をいただきたいと考えております。 ◎建設部長(天久勝廣)  先ほどの答弁の中で文言の訂正をさせていただきたいと思います。 経営悪化という表現でございましたが、経営改善に訂正させていただきます。 ◎経済部長(国吉正弘)  玉城文子議員のご質問にお答えをいたします。 (4)の豊崎地内の企業誘致についてでございます。豊崎地内の企業誘致につきましては、平成13年12月のアウトレットモールとの契約締結を皮切りに、平成14年2月には商業北区、それから平成14年11月には商業南区の分譲を開始しまして、現在も随時募集をしているところでございます。分譲の状況としましては、分譲を開始した7万3,187㎡の内、5万2,755㎡、これはアウトレットモールの分も含めますけれども72%が契約及び内定をしている状況でございます。 なお、第2区域これは工事の第2区域でございますけれども、国道331号バイパスより海側のことでありますけれども、この分譲につきましてはインフラ整備の状況をみながら市の分担でございます都市開発関連用地、これは13万155㎡ありますけれども、この分につきましては平成15年度と平成16年度において公募の予定であります。  (「休憩して下さい」と言う玉城   文子議員) ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(11時40分)     再 開(11時41分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。◇ 通告番号4(20番)大城隆宏議員 ◇ 次に20番、大城隆宏議員の一般質問を許します。 ◆20番(大城隆宏議員) ―登壇― 通告に従いまして一般質問を行います。 1番目に中心市街地区域の整備計画策定を。 1.市制施行、早1年を迎えようとしております。本市役所の分散化していた行政機関が来る新年度から統合し、より開かれた行政運営、住民サービスが期待されるところであります。平成14年度、15年度都市基盤整備でライフラインの整備等も順調に進展しておりますが、本市中心地形成の面、道路整備関連でだいぶ遅れてはいないか考えられます。と申しますのは、県道11号線、68号線は、25年以前から測量もし、杭打ちもされた経緯がありますが、今日まで何もなされていないまま現在に至っている状態であります。12月定例議会での当局の答弁では、11号線は真玉橋から根差部入口付近までのごく一部の区間で平成17年竣工予定とのことですが、その後は未定、国・県も財政難と言えどもこうした長期計画には本市の都市計画・基盤整備において推進・発展を抑制されてはないか、いささか疑問を抱くものであります。当局は、この件につきましては積極的に粘り強く県政との交渉もやられているのか、市民の方々からの苦情も多々あります。この県道11号、68号線は豊見城市の主要な幹線道路であり、どうしても拡張・整備工事は必要であるとの認識だと思います。朝夕の交通混雑の解消、経済効果の面からも早期実現を望む所以である。市長は、平成15年度施政方針の中で中心市街地土地区画整理事業、上田地区土地区画整理事業について資金計画等に厳しいものがあり、事業化の目途づけにおいてさらなる検討が必要と述べられておりますが、計画が遅れるにつれて住宅・アパート等が林立・混在し、より厳しい状況になりはしないか懸念もあります。中心街なくしては豊見城市の将来、発展は有り得ない。真の核となる中心市街地土地区画整理事業を強力に早期実現に向けて推進してはいかがか。当局の見解を伺います。 2.中小零細企業者不況対策について。①私たち日常家族全員が健康で明るく笑顔の絶えない平和な社会であってほしい願望は、万人共通の思いであります。今や日本経済は長期化する不況で、あらゆる企業、商工業者においては先が見えない大変厳しい状況下である。会社の倒産、失業、挙げくの果て自殺、家庭崩壊等々、毎年年末にはいずれもの件数が増える実態は、他人事とも思えず、心が痛みます。経済は生き物だとよく言われますが、増収、減益は経営者のノウハウ、手腕にも左右されることは否めませんが、ここ数年、豊見城市も大型店舗の出店、また近年にも何店舗か進出と聞いておりますが、既存の商工業者にとっては驚異を抱かざるを得ない現実だと実感します。そこで担当部課は市商工会とのタイアップを密にし、商工業者の不況対策、施策を真剣に講じることが求められます。経営ノウハウ、資金繰り、各地商店街のイベント、今日の不況だからこそいろいろな面で助言、協力、指導が必要、かつ重要ではないかと考えます。経済の中核、日本経済を支えているのは中小企業であります。行政の施策で倒産、自殺、失業者を抑制し、未然防止が必要だと思うが、当局の考えを伺います。 3.市道26号、69号線一部改修工事について伺います。字渡嘉敷区内市道26号、69号線、主要な道路の一部で道路中央部から亀裂が入り、さらに片側路面は沈下し、決壊寸前の状態であり、区民から大変危険であるとの指摘があります。この2カ所の道路は、以前から法面は軟弱で強固に施工されてなく、路面・路肩は現在まで何回となく沈下、決壊を繰り返している現状である。1カ所はガードレールも埋没している状態で危険な箇所になっており、交通事故防止の面からも早急な改修工事が必要だと思うが、当局の考えを伺います。終わります。 ○議長(大城英和)  当局の答弁を求めます。 ◎企画部長(座安正勝)  1番目の中心市街地区域の整備計画の策定についての中で、①中心市街地の位置づけについてお答えをいたします。 豊見城市におきましては、複合的な機能を有する魅力ある中心核としての中心市街地の形成が必要であるとして、第三次総合計画の中でも主要プロジェクトとして位置づけられております。その中心市街地形成プロジェクトは、農業共同組合、金融機関など公共公益機関が集積する上田交差点地域を本市の中心市街地として位置づけ、宜保地区中心市街地地区の土地区画整理事業などとの整合性や、新市街地であります豊崎との有機的な連動を図りながら、中心市街地活性化事業などを導入し、人々が集い、遊ぶ活気溢れる街づくりを行うとの方向性が示されております。これに添って個別計画が策定をされ、県道整備や市の都市基盤整備事業などが各事業部署において取り組まれているところでございます。※(3番)高良正信議員 離席(11時50分)※(3番)高良正信議員 復席(11時53分) ◎経済部長(国吉正弘)  大城隆宏議員のご質問にお答えいたします。 中小零細企業者不況対策についてでございます。バブル崩壊以来、10年以上も続いておりますこの度の不況は、長期化かつ深刻化しまして、先行きの見えない状況であることは議員のご指摘のとおりと感じております。そこで地域商工業の育成発展、不況対策、雇用問題、企業誘致等、行政の諸施策が不可欠と考えております。市行政の現在の諸施策としまして、市独自の小口資金融資制度や国による融資セイフティーネット保障、経営安定資金、経営振興資金等、各融資関連の制度の活用斡旋をはじめとしまして、国・県の担当部局からのこういう制度の案内をいかにスムーズに行っていくか、商工会と連携をして実施をしているところでございます。融資関係情報提供等はもちろんのこと、市民の皆さんが買い物を他市町村に流出しないように、各通り会、商工会等々と緊密な連携をもって現在情報交換等を実施しているところでございます。今後とも、そういう融資関連の制度の案内をはじめ、商工会とも十分な連携のもとに、この不況を乗り切っていきたいと思っております。 ◎建設部長(天久勝廣)  大城隆宏議員の一般質問にお答えいたします。 1番についての区画整理事業との関連の部分をお答えいたします。中心市街地区域の基盤整備につきましては、平成元年3月に策定された「みどり豊かな近代都市・豊見城」の街づくりを目標とした第二次豊見城総合計画基本構想、基本計画のもとに、平成4年12月には宜保地域と我那覇の一部地域を区域とした宜保土地区画整理事業の事業認可を受けて、事業の整備促進を図り、鋭意進めている状況であります。 それから高安地域の一部と豊見城地域の一部を区域といたします中心市街地土地区画整理事業として、平成9年5月に事業認可を受け、商業施設及び商業施設等の集約できる都市核施設としての位置づけがなされているところから、都市施設及び住宅地、住環境の整備促進が図られるように事業の実施に向けて鋭意努力しているところであります。 なお、上田地域の整備につきましては、現在地方の行財政改革の実施している中で、これからの財政状況の現状や将来展望並びに実施中の事業の進捗状況を考慮しながら、検討していかなければならないと考えております。 なお、県道11号線、県道68号線、つまり豊見城中央線として整備計画がされております区間については、区画整理事業との関連する区間は区画整理事業の進捗状況に合わせて取り組んでまいりたいと思います。 次に3番の市道26号線、市道69号線一部改修についてお答えをいたします。市道26号線の渡嘉敷地内に路肩部分に亀裂が入り、少し沈下が見られることは認識いたしております。この箇所は2~3年前に応急処置をして対応しておりますが、近年、交通量の増加傾向でまた亀裂が発生しているようでありまして、当面は応急処置で検討してまいりたいと、対応してまいりたいと思います。 次に市道69号線については、字渡嘉敷自治会内の道路で地域の生活道として利用度の高い道路であることは認識しているところでございます。当面、維持管理の範囲で応急処置をしてまいりたいと思います。 ◆20番(大城隆宏議員) ―再質問― 今最初の市街化区域の都市計画策定をという中でですね、県道の11号線、それから68号線においてはですね、土地区画整理と絡めないでどうにか県に働き掛けて早めにメイン道路から敷いてはどうかと考えます。その点もう一回お答え願います。 それから渡嘉敷の地域内での路面・路肩の沈下、そこは非常に大型トラックが頻繁に通る場合は段々崩れる傾向でありますから、早めに予算計上されてやっていただきたいと思います。やっていただきたい。 ◎建設部長(天久勝廣)  先ほどの答弁で県道11号線、それから県道68号線の整備について、区画整理との関わりで答弁をいたしましたけれども、区画整理事業の資金計画の中で、この県道の整備を含めた計画になっておりまして、そのようなご意見等についてはなかなか厳しい問題もございますが、検討してみたいと思います。 それから市道の整備につきましては、できるだけ早めに取り組んで維持管理の方で取り組んでいきたいと思います。 ○議長(大城英和)  以上で午前の部の一般質問を終わります。 午後の部は1時30分から再開したいと思います。 暫時休憩いたします。     休 憩(11時59分)     再 開(13時30分) ○議長(大城英和)  午前に引き続き午後の会議を再開いたします。 ◇ 通告番号5(6番)照屋真勝議員◇ ○議長(大城英和)  次に6番、照屋真勝議員の一般質問を許します。 ◆6番(照屋真勝議員) ―登壇― 一般質問を行います。 1番目に福祉作業所の支援策について。金城豊明市長は、1期目の政策の中で「障害を持つ人々、母子・父子家庭のような社会的に弱い立場の方々が安心して暮らせる街、積極的に社会参加できる豊見城づくりに取り組みます。福祉政策は決して行政だけで展開できるものではありません。村民と行政が一体となって福祉を支える組織体制をつくり、5万村民が運命共同体の構成員であることの誇りと自覚が持てる豊見城、夢と希望にあふれた健康で文化的な街をつくります」と、このように訴えていました。これを基本に福祉作業所の法人化も支援してきたものと思います。障害者が自立していくために行政として何ができるか、それは障害者とその親や家族が一緒になって働ける職場をつくってあげること、そこで得られる収入でその障害者の家族全員が安心して生活していける支援体制をつくること、そのためにはもっと商社的な発想を持つことだと私はこれまで何度も具体的な提言をしてまいりました。今回、法人化の手続きの中で作業所はパン作りと園芸をやりたいと県とも話し合ったと聞いています。一口に園芸といってもいろいろあって、肥培管理、栽培技術、農薬散布、運搬出荷など、作業所ができる作目を選定するには相当の難があります。先日豊見城市内にメキシコソテツ畑とグァバ畑がそのまま放置され、雑草に埋もれていると聞き、その現場を見てすぐに三役を通して作業所に使わせてもらうようお願いをしました。作業所が畑を管理するかわりにメキシコソテツの葉を切り葉として出荷させてもらう、種で苗づくりをする、グァバの実とそして葉っぱはお茶にしてアウトレットモール、ホテル、売店等に出すことができれば、放置された畑も生かせるし、作業所にもすぐに収入が入り、何のリスクもありません。一石二鳥だと思います。どちらも作業所が扱える作目だと思いますが、地主との交渉結果と作業所の考え方はどうだったのかお伺いします。 2番目に予算説明書の活用について。市民が主人公、住民参加、住民参画の市政は金城豊明市長の政策の根底を流れる基本だと思います。それを現実のものとする方策の1つとして予算説明書の発行が平成15年度予算に計上されました。これは沖縄県内では他市町村に先駆けて第1号だということを高く評価したいと思います。市民に市の予算や事業内容を分かりやすく説明をし、理解してもらうことによりもっと積極的に市政に参加してもらい、人的ネットワークをさらに広げ、地方分権時代を生き抜く体制をつくりあげていこうという素晴らしい発想が多くの市民から評価されることでしょう。この予算説明書の活用と情報公開の運用如何によっては、「みどり豊かな健康文化都市・豊見城」が実現できるのもそう遠い将来ではなくなるかも知れません。予算説明書を教材として、講師としての職員を各種団体、各自治会にも派遣をしたり、PTA・学校・図書館や中央公民館講座での活用など、いろいろ考えられると思います。他府県では共同連携の街づくりを目指して役所職員の出前講座をやっている所もあります。説明する側も当然、予算の中身や市が実施している事業の内容も熟知しなければなりませんし、人前で講演するいい機会になりますから、職員の資質向上を図る面からもいい機会になります。まず第1回目は、ぜひとも21・市民の会の勉強会でと先日助役にもお願いをしましたが、執行部は今どのような活用策を考えているのか伺います。 3番目にやり直し選挙に対する異議申立について。今回のやり直し選挙で時間・労力・費用等、一番大きな負担を強いられたのはもちろん候補者だったことは言うまでもありませんが、市民にとってもかなりのマイナスがあったと思います。その一例として、従来ですと12月から2月の間は新年度の予算編成、3月定例議会に向けて与党議員と執行部で何度も意見交換をして、議員の意見も反映させる重要な時期となっています。しかしながら今回は、ちょうどその重要な時期にやり直し選挙があって、それどころではありませんでした。選挙が終わってすぐに3月定例議会が始まったために、今回は出来上がった新年度予算案には調整を加えることができず、議員の意見を反映をさせることもままならぬ状況でありました。住民の声を行政に反映させるという議会の立場から、そういう意味で住民も大きなマイナス面があったと言わざるを得ません。この責任は大きいことを選管自らが重く受け止めてほしいと思います。さて今回のやり直し選挙に対しても、また異議申立が出されましたが、その内容と選管の見解を伺います。 4番目に市内のカーブミラーの点検について。まず最初に先日私がお願いをしました壊れたカーブミラーの調査について、担当課長自らが即出向いて点検していただいたことに感謝を申し上げます。これまでカーブミラーの点検はどのように取り組んでこられたのか。地域からの要望を受けるだけの待ちの姿勢だったのか伺います。 ○議長(大城英和)  当局の答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(喜瀬恒正)  照屋真勝議員の福祉作業所の支援策についてお答えをいたします。 現在、豊見城福祉作業所では授産事業として石鹸づくり、貝のお守り、ゴキブリだんご、陶芸などを製作したり、花卉園芸、公園等の清掃作業の委託を受け、その事業収入で本人たちの賃金を賄い運営をいたしております。またご案内のように、平成16年度の福祉法人化に向け、施設建設等の準備や資金づくりのため、親の会を中心にチャリティーショーなどを企画し、資金造成に今積極的に取り組んでいるところであります。 ご質問にありますように、市内にある現在植えられたまま放置をされている畑の作物、これはメキシコソテツとグァバでありますが、これを無償で管理・収穫をし、商品化をして作業所の収益となるよう利用できないかとのご提言ですが、そのことについて市長自ら地主へ相談をいたしましたところ、葉の収穫のみであれば畑を提供しても構いませんという快い承諾をいただいております。ただ、福祉作業所としましては、障害者の自立・社会参加を目指して作業訓練、生活訓練を行っておりますが、重度の障害者も抱えておりまして、ハサミ等を使っての作業が可能かなど不安な点もあり、取り敢えずは法人化と同時に収益の高いパンの製造を最優先に取り組んでいきたいとの強い希望があり、今回のご提言に関しましては感謝をしながらも、現時点での即答は控えたいということであります。しかしながら作業所の施設建設及び法人化の設立をした後、落ち着いた段階で関係者とも相談をしながら検討していきたいということでありますので、ご理解のほどお願いしたいと思います。 ◎総務部長(大城重光)  照屋真勝議員の質問2点目の予算説明書の活用についてお答えいたします。 予算説明書につきましては、市の予算内容を分かりやすく説明をし、また市の事業についても市民のご理解を得るために作成するものと考えております。新年度に現在平成15年度の新年度の予算措置をして今作成をしているその準備をしているところでございます。特に各部署の担当を配置した編集委員会を今設置をしてその準備をしているところでございます。新年度予算可決後に予算説明書を作成し、市のホームページにも掲載を予定しております。 なお、また議員や民生委員、あるいは各自治会長、それから役所の各課へ配布し、理解を求めていきたいと考えております。 なお、議員がおっしゃっています講師の派遣につきましては、議員も話されたようにこれは各予算書の説明につきましては各部署各々熟知をしないといけませんので、全体的な調整も必要になってきますので、その辺も含めて講師については検討をしてまいりたいと考えております。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  照屋真勝議員の3番目のご質問でやり直し選挙に対する異議申立について、その内容と選管の見解についてお答えいたします。 異議申立申出の内容は、カタカナの「ヨシアキ」票を異議申出人は内容を明らかにした上で候補者の得票に加算することを求め、最下位当選人の当選無効を求めています。この見解については、現在選挙管理委員会で審議中であります。 ◎建設部長(天久勝廣)  市内のカーブミラーの点検についてお答えをいたします。 市内のカーブミラー点検については、日常の道路パトロールや台風後における各自治会や個人からの通報、それから職員による管内道路のパトロール等をとおし、倒壊箇所の把握やカーブミラーの向きの修正、ボルトの締め直し等の対応をいたしております。その対応する中で倒壊箇所の復旧対策や必要な場所等の確認をいたし、財政面も考慮しながら優先順位等をつけて対応しているところであります。※(7番)大城吉徳議員 復席(13時48分) ◆6番(照屋真勝議員) ―再質問― まず予算説明書のこの活用策なんですが、この予算説明書を細分化すれば財政状況とか福祉政策、あるいはその情報公開、総合計画、市町村合併の取り組みだとか、介護保険の仕組みと広域化、ごみの減量化の取り組みなどいろんな項目がたくさん出てくるわけですけれども、これをやはり予算説明書の活用策の一環として、これを機会にきちんとその要綱をつくって、この出前講座の要綱をつくってやる考えはないのか。そうすれば住民参加のこの市政にもさらに拍車を掛けることになると思うんですが、これは市長か助役で答えていただきたいと思います。 それからこの予算説明書は有料配布なのか、無料配布を考えているのか。できれば私としては有料にしてもらいたいと思っております。有料にすれば足りなくなった分は増刷ができますし、また無料の場合はなかなか大切にされません。そういう意味でぜひ有料で配布をしてもらいたいと思うんですが、どのようにお考えか。 それから先ほど選管のやり直し選挙に対する異議申立についてでありますが、選管の見解が答えられておりません。今回私が知り得た非常に狭い範囲の情報でしかないんですが、カタカナで「ヨシアキ」と書かれた票がもうお一方の宜明さんにも案分をされたと聞いております。この方からの通称申請も漢字の赤嶺でカタカナの「ヨシアキ」と、ポスターもまた彼は1期目からずっとカタカナの「ヨシアキ」ということを使っております。ですからもうお一方の宜明さんは、通称は漢字、姓はひらがなではあるんですけれども、名前の方は漢字を使われておりますし、またあの漢字を「ヨシアキ」と読むのも非常に難しいわけでありますから、カタカナの「ヨシアキ」と書かれたのを疑問票に入れてそれを案分にするという考え方自体が私には理解できません。そのそうなった場合の案分しなければならないという法的根拠がどこかにあるのかどうか、それも答えていただきたいと思います。 ◎助役(赤嶺要善)  照屋真勝議員の予算説明書の関係で市民に説明し、また分かりやすいようにするためには要綱を制定した方がいいのではないかという件でございますけれども、確かにこの予算説明書につきましては、市民の皆さんが市の事業、いろんなこの事業内容等を理解するためにということで今回発行するわけでございます。先ほど議員ご質問の職員の出前講座等でどうかという部分もございました。そういうことで要綱を制定する必要があるか、また市民が分かりやすいように職員が出向いて市民の方に出向いて詳しくこの事業の予算説明書と併せて説明したらどうかという部分も含めて検討をさせたいと考えております。 それからこの予算説明書の有料がいいのではないかということでございますけれども、仰せのとおり現在、こういう財政の状況いろいろな部分のことを勘案した場合、有料の方向で検討すべきではないかということを今現在財政当局の方でも検討しているようでございますので、この分についても併せて、先ほどのと併せて検討させていただきたいと考えております。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  見解といたしましては先ほど申しましたとおり、現在選挙管理委員会で審議中であります。 先ほど議員からのその「ヨシアキ」票の根拠という質問にお答えいたします。根拠は選挙法第68条の第2、4項の規定によれば「同一の氏名、氏または名の候補者が2人以上ある場合における有効投票は、当該候補者のその他の有効投票数に応じて案分し、それぞれに加算することになっております」という根拠であります。 ◆6番(照屋真勝議員) ―再々質問― 今の選管の委員長答弁を聞きましてまだ納得いかないんですが、確かにこのひらがなで書かれているのであれば案分も理解できますよ。赤嶺喜晧さんの場合は、カタカナで「ヨシアキ」と書いてあるわけですよね。もうお一方の宜明さんはカタカナの「ヨシアキ」とはふりがなを打たれてないはずです。それはその赤嶺喜晧さんは1期目からずっとポスターもカタカナの「ヨシアキ」でやってきていますから、それをひらがなの「よしあき」と同等に扱うこと自体おかしいのではないかと。じゃあ何のための通称申請なのか。その通称申請というのはどういうふうにお考えなのか、もう一度答弁をお願いしたいと思います。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  お答えいたします。 具体的な取り扱いとしても、同一の名の候補者が2人以上ある場合のカタカナ及びひらがな記載の投票は、案分すべきと行政実例が示されております。   (「休憩お願いします」と言う    照屋真勝議員) ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(13時13分)     再 開(13時54分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  お答えいたします。 新田宜明の通称も新田宜明でふりがなで振り分けられております。ひらがなで認定されております。   (「休憩お願いします」と言う    照屋真勝議員) ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(13時55分)     再 開(13時56分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。◇ 通告番号6(13番)大城盛夫議員 ◇ ○議長(大城英和)  次に13番、大城盛夫議員の一般質問を許します。 ◆13番(大城盛夫議員) ―登壇― 一般質問を行います。執行部の皆さま、毎日大変ご苦労様でございます。 はじめに道路行政について伺います。市道209号線、210号線に通じる字翁長843-19と844-3番地の集落地は、18世帯ほどで20年前から形成されているようであります。しかしながらこの地域の生活道が側溝や舗装整備がされてなく、住環境整備の面で取り残された形になっております。地域住民から早期に整備してほしいとの強い要望があります。整備計画はどうなっているか伺います。 次に漁業振興策についてであります。市長は、漁業経営の安定化を図るため、引き続き漁港整備及び公園整備等の事業を実施すると施政方針の中で述べられておりました。当局のご尽力で新設の港もほぼ完成してきているようであります。そこで今回の整備計画がどういったものであるのか、漁業者の声がどれだけ反映されているか気になるところであります。そこで伺いますが1つ浮き桟橋の設置要望の声があるがどうなっているか。 2点目、船体洗浄機の導入予定の考えはないか。これは前回も伺ったところでありますのでお答えしていただきたいと思います。 次に3番目、新設港内の環境整備内容についてどのような計画をしておられるか伺います。 次に瀬長島ビーチ整備についてであります。瀬長島ビーチ整備計画については、当局のご尽力で県を動かし予算措置までされた中で中止に至った経緯があります。その推進にあたっては当局に早期整備を強く一般質問等で訴えてきたものとして大変残念な思いをいたしております。理由については、漁業者の方々の理解と協力が得られずやむなく取り止めになったということであります。瀬長島は都市近郊でいつでも気軽に遊びに行ける最良の場所として、特に夏場になると子どもを連れた親子が海辺で水遊びを楽しんでいる光景がよく見掛けられます。ぜひ漁業者との交渉を今後とも粘り強く続けていただき、せめてシャワーと着替室の設置を早期に整備すべきだと考えますがどうなっているか伺います。 次に小・中学校グラウンド放課後地域開放についてであります。学校グラウンドの放課後開放については、これまで各種団体については手続きをきちんと取れば使わせていただけるということで理解しております。子ども達の部活や正式に手続きを取った人達の邪魔にならない程度に個人としての地域の方々にも手続きなしで使用できるように、規則等を掲示して開放してはとの声があります。公園整備が行き届かない中で、安全で安心してウォーキングができる地域の広場として、また多目的に夜間でも利用できるよう照明装置の整備を年次的に行い、公共施設のより効果的な活用が求められていると思います。どのように考えておられるか伺います。 次に保健センター建設についてであります。私は市長の施政方針をお聞きしまして、保健センターの設置計画が平成15年であることに大いに歓喜いたしました。そこで今回の私の質問趣旨が既に明らかになっておりますので少し角度を変えて伺いたいと思います。市民の健康を守る中心拠点となる保健センター、予算書には設置設計委託料として150万円計上されておりました。それだけでは中身がほとんど見えてきません。5万市民の健康を考え、保健活動を展開する場であります。どれだけの規模でどのような事業計画を考えておられるのか。また開所時期はいつ頃か伺います。 次に通りの愛称についてであります。網の目のように交差する道路、市道だけでも318路線が認定されているようであります。その他にも国道・県道があり、それらはすべて何号線ということで呼ばれております。しかしながら私たち議員でも市内を通る路線名を言われてもほとんど分かりません。国道や県道には路線名が記されているようですが、市道には全くありません。そんなことでなおさらのこと市道何号線と言われても市民にはよく分からないと思います。愛称をつけて呼べるようにしてはどうかと考えるが伺います。 次に子育て支援策についてであります。その中について、その中で待機児童対策について伺います。去った3月6日の沖縄タイムスに豊見城の保育所入所が抽選で決定されると大きく報道されておりました。これは従来どおりの点数制で一次選考し、点数が同点となった53人を抽選、24人の入所定員を決めたということであります。それにしても納得がいかないのが親、保育所入所の緊急性は個々の家庭によっても異なるはずで本当に公正と言えるのか疑問だとしております。今後もこのようなやり方でいく考えなのか。平成15年度は2園が増えるということで待機児童がほとんど解消されるのではと期待されましたが、それが現時点では220人が門前払いされ、当局の保育行政の見通しの甘さがこのような結果を招いたのではないかと考えます。そこで伺いますが、少子化対策特例交付金を活用した認可園の増改築が十分生かされているのか、待ったのきかない子ども達のこの大事な時期にどう考えておられるか伺います。 次に国保運営についてであります。平成15年度健康福祉部国民健康保険課国民健康保険特別会計予算資料によると、単年度収支は平成8年から平成11年度までは4年連続赤字で、平成12年度、13年度は2年連続で黒字になっております。改善の大きな要因が平成12年度から施行された介護保険制度に伴う老健拠出金の大幅減少、さらに医療保険制度の大幅改革等により、国民健康保険制度は徐々に財政基盤の強化が図られつつあり、それに伴う本市の国保財政も健全化の方向に向いているとしております。そのとおりであるとすれば、私の質問事項1番目の健全化対策は順調にいっていると理解していいか、そうであれば国保税の重税感に悩んでいる市民の負担を少しでも和らげる施策を講じるべきではないかと考えるわけでありますが、引き下げる考えがあるか伺います。 次にやり直し選挙の責任問題についてであります。今回の豊見城市議会議員のやり直し選挙は、市民にとって大変不名誉なことでありました。そのことは投票率にはっきり現れて、なんと15%も投票率が低下、それは再選挙に対する市民の不信感の表れだったと思います。不在者投票に行って長い行列で45分も待たされてようやく投票した不在者投票が無効にされたと怒っている声も聞かれます。また再選挙になって1,200万円も新たに市民の税金が使われ納得がいかない、弁償させるべきだとの声もあります。ミスに対する懲戒処分も発表されましたが、市民にとってはまだまだ納得がいかないとの思いが強く、当局の対応が問われております。併せてこの教訓から今後の市政にどう生かしていく考えか伺います。 ○議長(大城英和)  当局の答弁を求めます。 ◎建設部長(天久勝廣)  道路行政についての2番の下原地域翁長側、生活道の舗装整備計画はどのようになっているか、地域からの要望があるがということについてお答えいたします。 地域の整備については、地域からの整備要請も受けております。生活道路の側溝整備・舗装整備等について、補助事業のメニューがなく、市単独予算での対応になっておりますので、財政状況や優先順位等を勘案しながら、今後取り組んでまいりたいと思っております。 次に6番の通りの愛称についてでございますが、通りの愛称につきましては市民が親しみ、あるいは愛着の持てる名称とすることは市民意識の高揚につながるものと考えております。このことは良い提案だと思いますので、今後の検討課題とさせていただきます。 ◎経済部長(国吉正弘)  お答えをいたします。 漁業振興策について1番から順次お答えをいたします。 浮き桟橋の設置要望の件でございますけれども、浮き桟橋の設置につきましては、潮の干満の影響なく魚、あるいは漁具の積み降ろしが容易にでき、漁業者の労働負担の軽減を図るために設置するものであります。平成14年度に設計業務を委託しております。平成15年度に南地区旧漁港に浮き桟橋設置工事を実施する予定でございます。 それから2番目の件でございますけれども、船体洗浄機の導入の件でございます。高圧洗浄機で漁船の船底に付着しているこれは小さな貝の一種でございますけれどもフジツボと言うらしいですけれども、これを高圧で除去することで漁船のスピードがアップして燃料費の節減及び漁場までの移動時間の短縮など、漁業者の経費節減が見込まれますので、事業実施に向けて調査をしたいと思っています。 それから3番目の漁港港内の環境整備事業でございますけれども、事業内容につきましては多目的広場、休憩所、駐車場及び植栽などを平成15年度から平成17年度までの3カ年計画で整備する計画でございます。平成15年度に実施設計の業務委託を予定していますので、詳細な整備内容はその中で検討してまいりたいと思っております。 ◎企画部長(座安正勝)  3番目の瀬長島ビーチ整備についてお答えいたします。 ビーチなどの海岸は、県の土木建築部が管理をいたしております。県においては平成14年度に次期海岸保全施設整備計画の策定に向けた調査が行われておりました。ご質問の瀬長島などのビーチ整備について、市としては必要があるということで改めて要望をいたしております。しかし一旦断念した事業でありますので、今後の県の事業計画の動向や市の漁業関係者の皆さまのご意向なども慎重に見極めながら、今後検討をしてみたいと考えております。 ②のトイレ・シャワーなどの整備につきましては、先ほどの県の海岸環境整備事業で平成11年度、あるいは12年度において整備をする計画でありましたが、実現できませんでした。現在、体験滞在交流促進事業を導入してトイレ・シャワーなど必要な施設整備をする計画でありますが、これも残念ながら15年度予算には採択をされておりません。今後とも瀬長島を憩いの島にするため、必要な施設整備ができるよう有利な補助事業の導入や民間活力の導入にさらに努力をしてまいります。 ◎生涯学習部長(金城盛三)  大城盛夫議員の(4)の小・中学校グラウンド放課後地域開放についての①についてお答えいたします。 本市では社会体育課において豊見城市立学校施設の開放に関する規則に基づき、学校開放を行っております。開放施設でありますが、運動場、体育館、その他の体育施設並びに学校長が認める教室として市民のスポーツ、レクリエーション、学習の場として開放を行っております。現在の利用状況でありますけれども、土曜・日曜日になりますと各学校とも少年野球チームやサッカーチーム等が練習している状況であります。運動場以外の広場や遊具施設は、自由に地域の子ども達が利用していると思います。また、自治会が自治会の行事等に利用したい場合には、前もって学校へ連絡を取り、学校行事が予定されていないかなどを確認して社会体育課の方に申請をすることになっております。これまで説明申し上げておりますように、市民へ学校施設を常に開放しているということでございます。 ◎健康福祉部参事監(国吉倖明)  保健センター建設につきましてお答えいたします。 市民の健康づくりをサポートするための保健活動の拠点となる保健センターを建設するために、保健センター建設検討委員会を平成14年5月に発足させ、これまで調査検討を重ねてまいりましたけれども、その結果につきまして今年2月20日に市長に報告したところであります。それに基づきまして本庁舎跡を利用いたしまして、仮称市保健センターを設置することとなっております。保健センターの設置に伴う建設設計委託料につきましては、平成15年度一般会計において計上されておりますが、本庁舎の第2庁舎への移転後において改修工事費の補正を予定しており、今年度中には開設にこぎつけていきたいと考えております。 なお、同保健センターの事業につきましては、当面スタート時点においては健康推進課の業務を中心として進めてまいりたいと考えております。 次に国保運営についてお答えいたします。 国保特別会計は、平成11年度決算時点で3億7,000万円の累積赤字を抱えておりましたが、平成12年2月に策定した国保財政健全化計画書に基づく各種施策の推進や、介護保険制度創設に伴う老健拠出金の減少等により、目標を上回るペースで累積赤字が解消されつつあります。 保険税の引き下げにつきましては、累積赤字を完全に解消した上で、昨年の医療保険制度の改正の影響や今後の医療保険制度の抜本改正の動き等も視野に入れつつ、国保財政の中期的な収支状況の見通しを考慮の上、検討されるべきものであると考えております。 ◎市長(金城豊明)  大城盛夫議員のやり直し選挙の責任問題についてお答えをいたします。 選挙事務につきましての執行管理は、地方自治法第186条と公選法第5条に基づき、選挙管理委員会に属しているため、今回のやり直し選挙に関する市長の責任としましては、市政を預かるものとしての道義的責任であると考えています。これにつきましては、広報3月号で市民の皆さまに対しメッセージを掲載し、さらに職員に対しましてはなお一層公務に精励し、一日も早い市民の信頼回復に努力するよう訓示をしたところでございます。また当該選挙区に関わった職員に対する処分については、先ほど山川泰博議員にお答えしたとおりでございますが、今後全職員が公務の責任の重さを改めて実感し、なお一層の緊張感を持ってこれまで以上に市民サービスの向上に努力するものと確信をしております。 ◎健康福祉部長(喜瀬恒正)  大城盛夫議員の子育て支援策についてお答えいたします。 お尋ねの待機児童対策につきましては、平成17年度に待機児童を解消すべくこれまでも答弁をしてまいりましたが、平成17年度の最終年度に1,437名を要保育児童数として推計をし、平成15年度には60名定員の法人立・認可園を2園増設をいたしました。しかし平成15年度の申し込みで既に1,500名を超えており、計画の見直しが必要となっております。その背景には、現在の景気低迷が大きく影響しているのではないかと思われますが、その要因の点検と解消計画を再度検討してまいりたいと思います。 ◎学校教育部長(大城健次)  質問事項の(4)の要旨の②についてお答え申し上げます。 小・中学校のグラウンドを開放するために夜間照明の設置を順次取り組むことにつきましては、学校施設を地域住民に開放して地域に開かれた学校づくりを推進し、学校が地域住民の交流活動の場として利用するためには、照明設備の設置は必要であると考えております。しかし、他市町村の設置状況等を調査しました結果、ほとんどの市町村が単独で設置している状況であります。市単独事業となりますと、多額な経費が要しますので、本市の厳しい財政状況の中で財政的な裏付けなども勘案しながら、優先順位等も含めて今後検討していきたいとこのように考えております。 ◆13番(大城盛夫議員) ―再質問― 順次再質問させていただきます。 まずはじめに生活道についてでありますけれども、それにつきましては当局は現場を調査をされて答弁をされたと思っております。そういった意味から現場をご覧になってお分かりだと思いますけれども、この地域は長年住んでおられてそれでも側溝もないような地域なんですね。そうした意味から考えてみますと、もう市内で側溝もない、舗装もされていない地域というのはほとんどありません。そういった意味からぜひ同地域をご覧になったのであれば、早急にこの住環境の整備の意味から整備をやっていくべきだと思うんですけれども、その対応方をぜひ検討していただきたいと思います。 次に4番目のそのグラウンドのことでありますけれども、そのことにつきましても私は団体についてはほとんどもう開放をしていると捉えておりまして、地域の方々、あるいはまた市民の方々がその個人的な利用についてはまだ開放されていないのかなと思っていたわけでありますけれども、しかしながら常に開放していますということでありますのでそのように理解をしていきたいと思います。 同時にまたやはり地域の方々にしてもほとんど仕事を終えてからのことでありますので、そうなりますとどうしても夜間使用ということになっていきます。そうなりますとどうしても照明機器が必要でありますので、そういった意味からぜひ照明機器も設置していただいて、特に公共施設の有効利用の面からも考えていただいて、特になかなか公園整備が行き届かない中でせめて立派な運動施設があるわけでありますから、それを少し照明器具をつけるだけで地域のいろんな面で多目的に使えるような広場が立派な広場があるわけでありますから、ぜひともそういった面においてはぜひ照明器具、その装置を早期に検討していくべきだと思いますけれども、どうなのか再度お伺いいたします。 次に通りの愛称についてでありますけれども、ぜひそのことについてはやっていただきたい。特に主要道路については市民の方々からも大変この関心が高くて、普通何号線と言われてもほとんど分からないのが実情だと思います。そういった意味からも愛称で呼ばれたらまたその今言う市政に対しての関心もさらに高まって、また立派な街づくりにもつながっていくと思いますので、ぜひ早急な対応をそのためのまた市民の声も聞きながら、検討委員会も早期に設立させて取り組んでいただきたいと思います。そのことについてどうなのか伺います。 次に子育て支援策についてでありますけれども、このことにつきましては解消計画を再検討していくということでありますけれども、もうこのことにつきましては我が豊見城においては常に毎年にこう何百名という子ども達が門前払いされているわけですね。しかしながら何年前、数年前ですか、少子化対策事業特例交付金それを利用して各認可園が立派に増改築されておられます。そういった意味でこの増改築をされて、その増改築が生かされているのかどうか。あれだけ何億円もかけて皆さん増改築もされております。もう受け入れ体制は十分に整っているわけです。そういった意味からやはりこれだけ予算を税金を使ってやっているわけですから、それに対応していかなければならないと思うんですね。その意味からもぜひこの弾力性、あるいはまた定員の見直しと言いますか定員の今1園当たり何名かもう決まっているとは思うんですけれども、しかしながらこの定員の見直しにも十分対応できるような体制ができているというふうにまた聞いていますので、そういった考えもあるのかどうかですね、お伺いしたいと思います。そうでなければこの少子化対策、生み育てやすい環境づくりという意味から考えてみますと、豊見城では本当に安心して子どもが生めないというような状況になってしまうわけですね。ついこの前の市役所での抽選会の中で若い母親たちがこの抽選に漏れて相当涙ぐんでおられたというようなことも聞きました。同時にまた何名かの議員の方にもそういった涙を流してそういったどうしてこうなのかというようなことも何かいろいろ相談があったそうです。そういったことからいろいろ考えてみましたときにも、ぜひとも豊見城に生まれて良かった、豊見城で生まれて本当に良かったと言えるような街づくりができて初めて、皆さん方が言うこの「子どもの街宣言」これも生きてくると思うんですね。今の状況では「子どもの街宣言」が何か泣いてしまうような感じになってしまうわけですけれども、それについてお伺いいたします。 次に国保税の引き下げについてでありますけれども、いろいろと15年度の予算の審議もしている中でですね、平成14年度の決算もうほとんど黒字になってくるのではないかというような話も聞きましたけれども、そういったことをみましたときに、もう医療保険もいろんな面から客観情勢から考えても、あれだけ急にポーンと引き上げられてその赤字解消も本来の予定から2年も早まってこの解消計画が前倒しにできたというような状況にきていますので、そういった意味から考えますとこの国保税の重圧感から考えてみましたときに、ぜひ今の国保の流れからしますと黒字の状況になってきていますので、もうそろそろ引き下げの時期にきているのではないかと思うんですけれども、皆さん方その成り行きを見てからというようなお話がありましたけれども、しかしながらやはり検討は十分にしていくべきだと思います。もう次年度の方向性、またその次の方向性もやはり今対策を立てないと引き下げるかどうかもまだ分かりませんでは通らないと思うんですね。そういった意味からどうなのかお伺いします。 次にやり直し選挙についてでありますけれども、これは市民の方から新聞投稿に1,200万円、この再選挙で使われたと、使われたけれどもこれについても納得がいかないと。当局は懲戒処分等で課長減給10分の1、6カ月とかいろいろありましたけれども、この減給処分がその1,200万円に相当する額になっているのかどうか、大変申し訳ないですけれども市民の方に説明するために参考のためにお伺いしたいと思います。 次にやはりこれから豊見城が今抱える問題というのは、このやり直し選挙もそうですけれども、心身障害者に対するこの手当のカットであるとか、あるいはまたこの入園児の抽選の問題であるとか、とかく豊見城においては何かしら全県的にも変なニュースがどんどん流れてですね、そういった意味からも職員のこの市民を担っていることです、意識の改革というのが大変必要だと思います。そういった意味からどうなっているのかですね、市長どういった訓示をされたのか再度お伺いしたいと思います。 ◎建設部長(天久勝廣)  大城盛夫議員の再質問にお答えいたします。 その中の道路行政についてですが、現場状況は確認しております。議員の提案にもありますように、今後検討していきたいと思います。 次に通りの愛称についてでございますが、実施に向けては住民の意向を組み入れながら取り組んでみたいと考えております。 ◎学校教育部長(大城健次)  質問事項の4の②の再質問についてお答え申し上げます。 夜間照明の早期設置ということでの再質問でございました。この件につきましては先ほども答弁しましたけれども、例えば単独事業でやるとしても大体1学校4基で想定をしまして360万円から400万円かかるということになりますので、最初の答弁でも申し上げましたように、財政状況等も勘案しながら優先順位等も含めて今後検討していくということになります。 ◎健康福祉部長(喜瀬恒正)  大城盛夫議員の再質問にお答えいたします。 少子化事業で認可園の定員の増なんですが、これは60名の定員を80名に増やしまして、実際にはトータルで6園で120名の増になっております。待機児童の解消につきましては、弾力化は施設が不足している状況下のあくまでも暫定的という措置でありまして、一時的な対応ということであります。これは先ほど山川議員にもお答えをしましたけれども、むしろ弾力化よりも定数枠を拡大する、そのことが保育環境を安定して維持できるものと考えております。そういうことで、できる限り認可保育園の定数枠の拡大が図られるようにあらゆる角度から財政も含めて今後検討してまいりたいと考えています。 ◎助役(赤嶺要善)  大城盛夫議員の国保運営についての再質問にお答えしたいと思います。 国保会計の赤字が14年度で解消されるので税の引き下げを考えるつもりはないかということでございますけれども、確かに平成14年度につきましてはご承知のように、これまでも答弁してきておりますけれども、支出の方で11カ月予算ということで今回赤字が解消される見込みがあるのではないかということで、まだこれから決算になりますので解消されるのではないかということでございますけれども、この国保問題につきましてはこの税の引き下げにつきましては、十分15年度中に今後の単年度収支等も見極めながら、それでもなおかつこの国保運営がやっていけるというふうな見通しがつくのであれば、それは十分に検討する必要があるだろうと考えております。 それからやり直し選挙の責任問題についての中で、概ね1,200万円ぐらい選挙費用として使われたということで、この減給処分がその1,200万円に相当するかということでございますけれども、この減給処分に相当する額にはなりませんけれども、しかしながら今回の懲戒処分につきましては、このことの重大さに鑑みまして労働基準法や、それから職員の懲戒の手続き効果に関する条例等の規定を勘案しながら、最大の割合の給料月額の10分の1を今回処分しているということでございますので、これが即おっしゃるような税で賄った1,200万円に相当するわけではございませんけれども、しかしながら職員に対する処分としては最高のそれ相応の処分がなされたと理解をしているわけでございます。 それから今回のこの件についてどういう訓示をしたかということでございますけれども、市長からありましたように今回のこのミスにつきましては、市民の信頼を相当損ねておりますので、その信頼回復をするためには市民の立場に立った行政をすべきだということで訓示をしてございます。そういうことで今後とも、職員につきましては常に市民の考えはどういう考えを持っているか、市民の立場に立って行政を執行すべきと考えておりますので、今後ともそのような方向でやっていきたいと考えております。 ◆13番(大城盛夫議員) ―再々質問― 再々質問をさせていただきますけれども、特にその中で子育て支援についてなんですけれども、今後は弾力性というよりは定数枠を拡大をしていくということでありました。定数枠の拡大これにつきましては少子化対策事業でもうほとんどの園が増改築されておりますので、その受け入れ体制に対しては十分に整っておりますので、そういった意味におきましてはぜひ早急にその対策を取っていただいて、今回のようなこの何百名も門前払いをするというような状況にならないように、十分その対応方をしていただきたいと思います。 次に国保税の問題についてでありますけれども、引き下げについてでありますけれども、私は先ほど助役が答弁しておられたわけですが、見通しがついてから対応をするということでありますけれども、私はもう既に見通しはついているのではないかと思っております。と言うのは、いろんな客観情勢をみてもですね、豊見城のこの国保会計の状況は既に平成14年度でもう既に黒字を見込まれているというような状況そのように聞いておりますけれども、そういった状況の中からしますともう連続3年ですか、もう黒字ですね。そういったことを考えてみますと、あれだけ前回国保の3億7,000万円赤字を解消するために、みんなには7%程度の引き上げですよと言いながらもOCCのこの入力の違いで蓋を開けてみたら13%かそのようになって、しかもそのまま国保の加入者に押し付けてしまったという経緯がありますので、そういったことから考えてみたときに、やはりこれまでもこの重税感、これは早めに解消していくのがやはり行政の住民に対しての思いやりだと思うんですよ。ですからそういった客観情勢いろいろ踏まえてもう既に皆さん方は専門家ですから、この見通しはついていると思います。ぜひ引き下げに向けて取り組みができるのかどうかですね、検討するとかこれが見込みがあるというのではなくして、早めにこういった面で取り組みをしていくべきだと思うんですけれどもどうなのか伺います。 ◎福祉部参事監(国吉倖明)  大城盛夫議員の再々質問にお答えいたします。 国保税についてでございますが、先ほど助役がお答えしたとおりでございますが、若干補足してお答えしたいと思います。 平成14年度につきましては、先ほども助役からございましたけれども、医療費につきましては11カ月予算でございました。さらに医療費全体の伸びの見込みが予想よりも確かに低くなっております。それから老人保健拠出金につきましては、12月に約2億円ほど減額補正をお願いいたしました。そういうことでこれは平成14年度の特別の事情の反映がございます。 なお、全体として14年度につきましては12月補正の段階で4,069万8,000円の累積赤字の見込みでございましたけれども、先ほど申し上げました事情等により、累積赤字は14年度中にすべて解消される見込み、そういう見通しが出てきてはおります。しかし先ほども申し上げましたように、14年度の特別な事情がございます。 なお、平成12年度につきましては、これもこれまでの説明や議会で答弁してまいりましたけれども、特別な事情がございまして1億9,000万円の単年度収支で黒字となっておりますが、平成13年度は2,200万円の単年度収支の黒字になっております。そういうこともございまして、平成15年度の収支をみないことには、さらにまたその先の状況というのをはっきりさせないとその保険税の取り扱いについては判断が下せないのではないかということで、今暫く国保税の国保会計の状況につきましては様子を見守る必要があると、その上でしかるべき時期に判断されるものと考えております。 ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(14時41分)     再 開(14時51分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。◇ 通告番号7(17番)瀬長美佐雄議員 ◇ ○議長(大城英和)  17番、瀬長美佐雄議員の一般質問を許します。 ◆17番(瀬長美佐雄議員) ―登壇― 皆さんこんにちは。一般質問を行います。 質問1.児童福祉の向上について。 1点目は保育所入所待機児童解消を求めて質問します。新聞報道で、豊見城の保育所入所待機児童の実態が全県的にも知れ渡りました。市制施行によって住民サービスが向上したと言える実態ではないことが全県的に明らかになったものでした。12月議会答弁では、平成17年度までに待機児童を解消する計画が述べられました。14年度には1,290名を措置しており、平成15年度は1,355名、16年度は1,391名、17年度までに1,437名を措置して待機児童をゼロにする計画だと示されました。今年の施政方針に定員120名増やして1,310名になることを明らかにしましたが、14年度に措置した1,290名から20人が増えただけで、12月議会で述べた解消計画の1,355名に比べても45人も定員が少ない現状です。潜在的な待機児童を含めた待機児童解消計画が求められている中で、対策の現状、平成17年度までに解消する計画の具体的な内容について答弁を求めます。 2点目は潜在的待機児童の実態掌握をこれまでも求めてきましたが、具体的に進めているのか伺います。12月議会答弁では、認可外保育園入所児童数の約43%、270名程度と明らかにしてきた根拠はいつの時点なのか、最近の実態調査に基づく数値なのか答弁を求めます。 3点目は行革の一環としての市立保育所の民営化及び閉園計画を止め、保育環境の充実に公的責任を果たすべきであり、先ほど述べたように保育の現状に照らして潜在的な保育児童の解消をも考えると、待機児童解消の見通しが立っていないことを全体として認識できると考えます。沖縄県は、新沖縄子どもプランにおいて平成18年度を目標に保育所を50カ所創設など、3,500人の受入れを増やす計画です。保育所入所待機児童が増え続ける豊見城の状況の中で、抜本的な対策として県の計画に対応して市立保育所の新設こそが迫られていると考えますが、検討する考えはないか伺います。 4点目は認可外保育園への助成策の拡充を求めるものです。児童福祉法改正による昨年10月から市町村に届け出ることが義務付けられました。12月議会でも保育行政の遅れを補ってきた認可外保育園の届出制による心配を解消し、届出制に伴う園の改善のために保育士の研修や施設の改修、人件費など運営費補助の拡充など求めてきましたが、答弁では県との協議を進めているとのことでした。その内容、方向づけができたのか伺います。 質問2.学童保育・放課後児童健全育成について。 1点目は学童専用施設整備事業の導入や児童館建設などを含め、議会の度に求めてきました。夢プランでの学童保育ニーズ調査によると1,722名となっています。現状の4倍のニーズに応えた施策を明確にすべきです。学童保育施設整備方針、計画がどうなっているのか、学童専用施設整備事業の導入についてどう認識しているのか併せて伺います。 2点目は国の方針として、学校幼稚園を活用した放課後児童健全育成事業を推進していくことが明らかにされました。豊見城での具体化の検討がされているのか伺います。 3点目は障害児の学童保育を受け入れるクラブに対し、1人でも補助を出して支援している佐敷町のように実施する考えはないか。どのように検討してきたのか伺います。 質問3.学校プールの夏休み開放について。 12月議会の一般質問で長中・豊中のプール建設と夏休みのプール開放の実現を求める質問をしました。中学校のプール建設については今回の質問では見送りますが、高校の水泳の授業で単位取得の要素でもあり、泳げないのは豊見城の子たちという現状は放置できません。プールがなければ水泳の授業さえない現状に対する率直な疑問、すべての中学生に泳力を身に付けさせる責任を教育委員会はどう考えているのかとの声があります。すべての中学生に泳力を身に付けさせる責任ある対応をすべきだと指摘しておきます。さて夏休みのプール開放を実施すると施政方針で述べています。昨年の9月議会答弁では、監視員の配置や水質検査、子ども達の安全性、水の使用料など経費がかかることなど、解決をしなければならない課題があり、総合公園の市営プールの方が安心して利用できることを主な理由に上げ、市PTA連合会などの要求を拒んできました。12月議会では次年度の実施に向け安全管理や実施方法について各学校のPTAの協力を得て開放したい、これから話し合いたいと答弁しています。 質問の1点目ですが、実施する上では水泳の指導員の配置が必要です。これまで夏休みのプール開放を実施する上での解決が求められる課題である監視員の配置や水質検査、子ども達の安全性、水の使用料などの経費などについても、どこでどのように検討され、どう対応する計画が立てられているのか、併せて伺います。 2点目の学校教育現場との話し合いはどうなっているのか伺います。予算審議の中では学校の先生方に輪番制で対応させるつもりであったり、この事業を実施する目的などについて教育委員会内部で十分な検討がされていない実態が浮き彫りになりました。市PTA連合会との協議もなされたのかどうか質問します。 質問4.環境保全の推進について。 ごみの減量化・資源化の取り組みについては、毎回の議会で取り上げられるほどに重要性と緊急性が指摘されてきました。5種類分別収集については、平成13年度実施予定がようやく今年の5月から実施となります。ごみ袋の有料化がごみの減量化に直接的な効果がないことは行政も認めていながら、有料化を市民に押し付けることに我が党議員団は反対の立場であり、今もその立場に変わりはありません。行政が市民に負担感を与えることでごみの減量化の意識づけを図る道を選択した以上、ごみの減量化・資源化の取り組みについては、これまでの延長線でない抜本的な対応策が求められてきます。市民の協力を得られるかどうかは、今後の真剣な取り組み如何にかかっていることを肝に銘じた計画と実践が不可欠との観点でいくつか質問をします。 まず1点目は、ごみの有料化に伴う内容についてです。(イ)5種類分別収集に伴う対応をどう進めるつもりか。計画実施の全般について伺います。 次に(ロ)職員体制はどうか専任で対応できる人員を何名にする予定なのか、またクリーン指導員の役割や位置づけはこれまで以上の権限や役割の内容がどうなっていくのか伺います。 (ハ)有料化に伴う利益は2,000万円とも試算されていますが、その使い道はどのように配分されているのか伺います。 (ニ)啓蒙用のビデオ作成などの考えはないか伺います。ごみ減量化資源化の重要な意義、最終処分場を含めたごみ問題の根本問題を位置づけ、分別収集の方法や豊見城のごみ処理の流れなども網羅した内容も含め、視聴覚的に理解が進められる点で有効ではないかと思い提案しますが、検討の考えはないか伺います。 2点目は、昨年策定されたごみ処理基本計画の実践について何点か伺います。 (イ)ごみの減量化・資源化の数値目標と、その計画内容について。今年度の実施計画はどうなっているのか伺います。 (ロ)生ごみの処理コストと処理容器購入補助の考え方については、90万円の購入費補助金でどれだけの量の燃えるごみを減らそうと考えているのか。生ごみの減量目標との関係ではどうなっているか伺いたい。今年度何tの生ごみを減らす計画なのか。 (ハ)生ごみの大型処理機導入での減量化、堆肥化促進を取り組むことは、確実な減量化・堆肥化につながると考え提案するものです。生ごみの大型処理機の導入を検討し、モデル的にもNPOやシルバー人材センター、地域の婦人会、あるいは自治会などに依拠して進める考えはないか伺います。 3点目は水鳥・湿地センターの事業主体、豊見城のかかわり方はどうなるのか。また活用方の計画はどうなっているのか伺います。 質問5.地域環境整備について。 1点目は真玉橋8班地域にある嘉数雨水幹線は県道11号線まで残り約35mの整備がようやく着工されましたが、市道118号線道路の整備事業も含め促進を求めるものです。昨年9月議会でも質問しましたが、地権者との同意や地域住民の意見を反映させる取り組みも含め、進捗状況を伺います。 2点目は豊見城高校裏門周辺から嘉数雨水幹線間の市道45号線の排水路早期整備の実現を求めるものです。この路線も通勤・通学路として重要な道路となっています。さらに4月から法人保育園の開園があり、現状のままでは雨天時の利用を考えると早期の改善が迫られています。どう対応する考えか伺います。 3点目は市道254号線整備の促進を求めて質問します。9月の答弁では物件補償はほぼ完了しており、工事費の確保で早期整備に取り組むと答えていました。工事費の進捗率では約28%の到達と回答がありました。新年度ではどこまで引き上げ、あと何年で完成させる計画なのか伺います。 4点目は国道329号那覇東バイパスに面するとよみニュータウンの皆さんから右折可能な道路にすべきとの要望があります。現在、国道バイパスと県道11号線の交差点から那覇市仲井真向けの途中に迂回する道があります。とよみニュータウンの皆さんが利用できるように仲井真向けに延長して迂回できるようにすることも含め、南部国道事務所へ要請する考えはないか伺います。 以上、答弁を求めます。※(6番)照屋真勝議員 離席(14時50分)※(6番)照屋真勝議員 復席(15時06分) ○議長(大城英和)  当局の答弁を求めます。 ◎福祉部長(国吉正弘)  瀬長美佐雄議員の児童福祉の向上についてのご質問にお答えいたします。 待機児童の解消につきましては、今議会の中でも何度か取り上げられてまいりましたが、平成13年7月に作成をされております子ども夢プランに従って、平成17年度までに解消すべく、平成15年度には60名定員の法人園2園を立ち上げるなど進めてきたところでありますが、先ほどの大城盛夫議員の質問の中でも申し上げましたように、平成15年度の要保育児童数は1,500名を超え、計画目標値を上回っており、計画の見直しが必要と思われます。その背景には、現在の景気低迷が大きく影響しているのではないかと思われますが、その要因の点検と解消計画を再度検討してまいりたいと思っております。 2番目の潜在的待機児童数につきましては、これまで市の子ども夢プラン、豊見城市児童育成支援基本計画及び県もアンケート等を通して把握に努めているところですが、沖縄県の調査では平成14年4月1日現在で459名、そのうち認可保育所を希望したものが121名となっております。又、平成12年に実施をした市の調査では、平成17年度の予想される児童数は335名となっております。このように、待機児童を取り巻く環境は財政事情も含めて一段と厳しい状況にあることから、予算の効率的運用を図り、できるだけ早い時期に待機児童を解消するためにも、市立保育所の閉園も含め、さらに検討してまいりたいと思っております。 また認可外保育園への助成策の拡充ということでありますが、入所待機の児童が認可外に通っている実情の中ではありますが、国は児童福祉法の域を超えた補助は考えられないとしております。しかし県は何らかの支援策を講じる必要があるとして、関係市町村と調整をしているところであります。そのような中、本市におきましては平成14年度から週3回のミルク支給を行うなど、市独自の取り組みをしてまいりましたが、平成15年度はさらに認可外保育所職員の研修費を計上し、環境整備を図ってまいりたいと思います。 瀬長美佐雄議員2点目のご質問にお答えをいたします。学童専用施設整備事業、いわゆる子育て支援のための拠点施設のことにつきましては、平成14年10月の第5回定例会の一般質問でも答弁をしたところでありますが、現時点において適切な建設場所の確保ができていない状況にありますので、ご理解をいただきたいと思います。しかし、地域のニーズに応じて児童クラブを立ち上げる用意のある民間施設につきましては、放課後児童健全育成事業補助金交付要綱に従って補助金を交付してまいります。平成14年度にも1児童クラブが新たに設立をされて運営をされております。 それから障害児を受け入れている児童クラブへの補助につきましては、障害児を受け入れることにより専属指導員の加配が必要となることから、その経費捻出に苦労している実態についても承知をしており、調整を進めてきたところですが、引き続き関係部署と調整をしてまいりたいと考えております。 ◎学校教育部長(大城健次)  瀬長美佐雄議員の質問事項の(2)②についてお答え申し上げます。 小学校の低学年や共働き家庭の子どもを預かる学童保育を平成15年4月から全国の幼稚園で展開できるよう側面から支援する方針を決めたということにつきましては、これは新聞で知りました。まだこの件については国・県からの正式な通知ではございませんけれども、そういうことで新聞、あるいはパソコンの中から知りました。現在、本市におきましては6幼稚園において預かり保育が実施されております。この預かり保育につきましても、実は本来は保育教室の中でやるべきところでございますけれども、現在は遊戯室を使って実施しているということでございます。従いまして、幼稚園施設につきましては学童保育は現状下においては厳しいということになっております。 それから質問事項の(3)学校プールの夏休み開放についての①、②についてお答え申し上げます。 学校プールの夏休み期間中の開放につきましては、先の12月定例会でも答弁しましたように、近隣の市町村の現状でも夏休み期間中のプール開放時の管理運営につきましては、ほとんどの市町村で学校とPTA、地域のPTAとの連携のもとにプール開放を実施している状況であります。教育委員会といたしましても、夏休み期間中のプール開放につきましては、近隣市町村同様に学校と地域PTAの協力のもとに管理運営をする方向で夏休みのプール開放を実施していきたいと考えております。従って、現段階におきましては指導員の配置につきましては検討されておりません。 それから2番目につきましてですけれども、学校現場との話し合いについてでございますけれども、今予算審議中でございます。しかもこの件につきましては、夏休み期間中の開放ということでございます。またプール開放につきましては、学校においては主に教頭先生方が面倒をみるということになっておりますので、先生方の人事異動等もありますから4月以降にこの件について十分詰めをしていきたいと考えております。 ◎市民部長(比嘉健夫)  瀬長美佐雄議員の一般質問にお答えいたします。 (4)の環境保全の推進についての①、②、③順を追って説明をしていきます。 まず①のごみ有料化についてでございます。(イ)の5分別収集に伴う対応はどう進めるかという質問にお答えいたします。ご承知のとおり本市では、平成15年5月1日より指定袋による有料化とごみの5種類分別による収集を実施いたします。現在担当課におかれましては、2月上旬から3月下旬までの予定で47自治会の説明会を取り組んでおりますが、地域説明会に都合で参加できない市民や自治会に加入していない市民等を対象に3月16日に当日2回講習会を行いました。説明会を行いました。あと4月6日の日曜日、土・日、時間は午後2時からと午後6時からの計4回住民説明会を行い多くの市民が参加できるように対応したいと思っております。また4月中旬には市内の全所帯を対象に市職員の動員を強化いたしまして、個別訪問を実施し、パンフレット等の配布及び広報等で住民への周知徹底を図り、5種類分別収集への理解と協力を得たいと考えております。 次に(ロ)でございます。職員体制はどうかということについてお答えをいたします。職員体制については、3種類分別から5種類分別への移行が新たな事業として市民への周知徹底を図る上で特に重要であることは認識しております。そういう状況の中でスムーズな実施を遂行していくためには、現体制で各々が責任をもってごみ対策に全力を投球し、なおかつやむを得ない状況が発生し、現体制で維持困難な場合には、臨時対応等を含めて財政当局とも協議しながらその対応策を検討してまいりたいと思っております。 それからクリーン指導員の位置づけについてお答えいたします。クリーン指導員の目的は、日常生活に密着した適正なごみの出し方等、指導と市民の自主的なごみに対する意識の高揚を促し、地域の組織的な取り組みとリーダーの育成を図るために指導員の位置づけをしております。これまで糸・豊美化センターでの視察研修、ごみ5種類分別方法の地域説明会、国場川クリーンアップ作戦や国場川水遊び漫湖ちゅらかーぎー作戦等への参加及び5種類分別方法に対する心構え等、他意見交換会を実施いたしまして、目前に迫る今年5月1日実施への対応として行政側と一体となってごみ説明会を積極的に進めてきたところであります。実施にあたっては地域において多々市民の不安も生じてくる可能性があるため、できるだけ各地域に指導員を派遣いたしまして、行政とともに育成指導強化に努めさせることになります。また当然、行政及び地域の密接な連携に全力を傾注することにしております。 次に(ハ)有料化に伴う利益の使い道はどうなるかについてお答えをいたします。資源ごみ収集、まず収益に使われる方法といたしましては、資源ごみの収集保管委託料、生ごみ処理容器、あるいはまた処理機等購入、あるいはまた紙類再商品化業務委託料、あるいは日本リサイクル協会への支払い、いわゆるリサイクル報償費、あるいは広報活動等に充当いたしまして、ごみの減量化・資源化のための施策に対応いたします。 次に(ニ)でございます。啓蒙用のビデオ作成等の考えはないかについてお答えいたします。5種類分別の移行については大変重要なことでございますので、地域説明会と同じように広報活動の徹底は重要であります。啓蒙使用の普及を図るためには当然広報活動は欠かせないことだと思っておりますので、ビデオや映写等の製作された製品を関係機関、各市町村の状況を踏まえて借用したり、あるいはまた場合によっては市独自でビデオ製作できないか、他の市町村が製作している所の状況を把握しながら検討してまいりたいと考えております。 次に②のごみ処理計画の実践についての(イ)資源化・減量化の数値目標とその計画内容についてお答えをいたします。計画内容は現行のまま3種類分別で何もしないで平成22年までいくと、ごみ量が13年度実績の1万5,565tが10年後の平成22年度にはごみ量が2万2,454tに増えることになります。しかし3種類分別を5種類分別に移行して減量策を推進することで、10年後の平成22年には2万2,454tのごみ量を1万5,790tに減らす計画を約30%減らす計画になっています。15年度におかれましては、そのままでいくと1万6,822tになります。これを1万4,229tに減らす計画でありまして、減量率15%、その差が2,593t減らす予定にしております。 次に(ロ)生ごみの処理コストと処理容器購入補助の考え方についてお答えいたします。生ごみは燃やせるごみとして糸・豊美化センターで焼却処理していますけれども、生ごみだけの処理コストについては把握できませんが、組成調査から推計して燃やせるごみの中に厨芥ごみが16%、平成13年度においては総ごみ量1万5,565tのごみ処理経費、そのごみ処理経費が6億7,827万2,000円となっておりますので、1t当たり4万3,576円燃やせるごみ量が1万4,125t、その中に厨芥ごみが2,260t見込まれることから、年間約9,800万円の生ごみ処理コストがかかるものと推測されます。それから処理容器購入補助の考え方については、5種類分別の実施に伴い処理容器補助については現行の上限3,000円の2分の1以内の補助をその補助の上限を2基を限度として1基につき2,000円の2基までの4,000円を上限とし、また生ごみ処理機については1基を限度として3万円補助、その他処理金についても年間2,000円を上限として補助する予定に今検討しているところでございます。なお、15年度の生ごみ減量目標は58t、生ごみ処理機普及率2.5%を目標にしております。 次に(ハ)生ごみの大型処理容器導入での減量化・堆肥化促進をNPOやシルバー人材センター、地域婦人会等に依頼して進める考えはないかにお答えいたします。現在本市においては、資源化・減量化の主体を目的に5種類分別実施のための地域説明会を日々実施しているところでございます。一般廃棄物処理基本計画を策定いたしまして、廃棄物循環型社会の形成を目指し、スムーズな実施ができるよう努力しているところでございます。生ごみ大型処理機導入とNPO及びシルバー人材センター、地域の婦人会との協力体制につきましては、その必要性を十分理解できるものと思っております。5種類分別を進めながら、そのことについては大切なことと認識しておりますので、これから他の市町村の状況も把握しながら、実際に実施している所の調査研究しながら検討をしていきたいと思っております。 次に③水鳥・湿地センターの事業主体、豊見城の関わり方はどうか、活用方法についての計画はということについてお答えをいたします。正式名称、漫湖水鳥・湿地センターは、平成11年5月に漫湖がラムサール条約に登録されたことを契機に、環境省が沖縄県に施行委任して建設が進められてきました。現在建物の外観は完成し、駐車場・展示物の工事に着手し、3月末の完成を予定しております。当センターの管理運営につきましては、環境省・沖縄県・那覇市・豊見城市四者が構成員となる漫湖水鳥・湿地センター管理運営協議会が環境省と協定を締結することで、当センターの事業主体となる予定であります。漫湖水鳥・湿地センター管理運営協議会は、平成13年4月から設立に向けて協議を重ねているところでございます。本市の関わりとしては、市長が当該協議会の初代会長に就任することが内定しております。水鳥・湿地センターの目的は、ラムサール条約締約国会議を契機に国際的な渡り鳥の保護や湿地の保全のための学術研究、普及啓発を積極的に推進するとともに、各水鳥センターをネットワーク化し、各地の情報交流を促す必要性等、他環境教育、学習等の拠点として有効な活用を推進することになっております。漫湖は主に東アジア・オーストラリア地域におけるシギ・千鳥類の重要な渡来地となっていることから、この干潟の保全及びワイズユースの推進、これは賢い使い方ということの推進が強く求められていると。一方、漫湖は那覇市と豊見城の境界に位置する都市地区にある河口干潟であり、地域住民が身近に自然を享受できることから、自然観察会やバードウォッチングの場として利用が多いと、しかし近年、主々の原因による野鳥の数が減少している問題を抱えております。このようなことから当センターは住民の方々が漫湖に親しみ、漫湖から環境を学ぶ場として、また各種団体の調査・保全活動を支援する場として、かつ各地にある水鳥・湿地センターのネットワークの一翼を担い、情報交流の場として活用される施設となります。具体的な計画等はこれから設立する漫湖水鳥・湿地センター管理運営協議会の中で検討されます。 ◎建設部長(天久勝廣)  瀬長美佐雄議員の質問事項(5)の地域環境整備についてお答えをいたします。 はじめに①について、嘉数雨水幹線工事の整備状況は、平成8年度から着手し現在まで継続して執行してまいりました。今年度は県道11号線までの残り延長35mを発注し、年度内完了を予定してまいりましたが、各専用物件等の移設に伴う関係機関との協議調整と、送水管の一部切り回し工事が同工事区間内で着手されており、県企業局との協議調整等の結果、本工事を平成15年6月末までに繰り越しを行って嘉数雨水幹線の完成を図りたいと考えております。 次に市道118号線につきましては、都市計画街路としての事業化を検討してまいりましたが、都市計画街路としての延長が短く、街路事業に馴染まないため道路事業で取り組むことになりました。その進捗状況は、現在概略設計を発注したところであります。地権者や地域住民の道路整備事業に対する意向や合意形成を図って事業化に向けた取り組みをしたいと思っております。 次に2番目の豊見城高校裏門周辺から嘉数雨水幹線間の市道45号線については、道路側溝がなく降雨時の雨水処理に支障を来している状況でございます。ご質問の側溝整備は、補助が受けられなくて単独予算での対応になりますので、財政面も検討しながら優先順位等を勘案して今後対応していきたいと考えております。 次に③についてでございます。市道254号線につきましては、平成14年度末の進捗率は77%であります。関係地権者のご理解、ご協力により用地補償については98%の進捗率であります。工事は28%の執行率でございます。残りの事業はほとんどが工事費でございますので、早期完成に向けて努力してまいりたいと思っております。なお、平成15年度の工事は終点側の今年度工事のつなぎ部分を完成させ、市道36号線と市道253号線を結び、地域の利便性を促進していきたいと考えております。なお、この路線の完成年度は平成16年度を予定しております。 次に4番についてでございますが、現場を調査して国道329号那覇東バイパスを管理しております南部国道事務所に確認をいたしましたところ、とよみニュータウン入口の右折箇所については、真玉橋交差点から距離的に短く、新たな交差点の設置は交通の安全面や道路構造令上、大変厳しいということで返事がございました。 ◆17番(瀬長美佐雄議員) ―再質問― 再質問を行います。 まず児童福祉の向上について何点か伺います。私は30人の定員の枠の拡大を対応すると、それでも1,340名になるんだと、ですから夢プランで示した1,355名を15年度は措置するという数にも届かないわけですから、最低限そこまで引き上げるべきだと思いますが、そういう対応できないのかどうか確認したいと思います。 さらに次は少子化対策の中で認可園の改修を進めてきて、着実に保育児童数を増やしてきた、これは先ほど説明がありました。これらの保育園がこの間弾力化で対応してきた数を新年度は全く認めなかったということで、今回の事態が生じているのかなと懸念されますので、平成14年度定数が何名だったのか、弾力化で対応したのは何名だったのかという数は明らかにしていただきたいと思います。 次に平成17年までを目標とした夢プランは1,347名を目標に掲げていると、既にもう現時点で1,500名ということですから先ほど部長は見直さなければならないと、そのとおりだと思います。問題なのは、何名を目標に引き上げていくのかという点ですから、この点ではどういった調査のもとに引き上げていくということになるのか確認したいと思います。さらに認可外から認可・法人へ移行させて定員枠を増やしていくと、定員を増やしていくという点で求められるわけですが、現時点で認可外保育園が認可に移行できるという見通しが実際にあるのかどうか、あるのであれば何園何名ぐらいができるということなのか確認したいと。2点目に質問をいたしました最近の実態調査に基づいた潜在的な待機児童は何名なのか。先ほどの335名という報告は、多分夢プランで想定した17年度の数だと思うんですよ。これはあまりにも無責任です。答弁としてこれまでも潜在的待機児童を調査すべきだと、その実態に見合って豊見城の保育行政はどうするのかということを求めてきたわけですから、実態に近い現在の状況を調査すると、そういう立場に立つのかどうか確認していきたいと思います。 次に質問3.学校プールの夏休み開放について何点か確認しますが、12月の議会では少なくとも現場、あるいはPTAの役員と相談をしていきますということでした。ところがこの間、されていないという実態が明らかになりました。財政面や安全対策の面で話し合いによっては予算対応上の必要経費は増額するということで予算計上されたのか、それとも話し合いは行ってもあくまでも安全管理は利用任せという結論を押し付けるつもりなのか、この点で確認しておきたいと思います。 さらに当初説明がありました教員の義務協力だという形で進めるつもりなのか、教員現場が協力できないとなるのであれば、このプール開放はそもそも取り止めにする立場なのか明らかにしていただきたい。私はこの事業を進める上で、肝心なのは何のために実施をするのかと、目的はいったい何のためにするのかと教育委員会に確認しておきたいと思います。それが定まってないからこそ学校教育課でやるのか、社会教育課で担当するのかが明確でない。この夏休みの小学校水泳プール開放事業のあるいは実施要綱は定まっているのかどうか、確認していきたいと思います。答弁を求めます。 質問4.環境保全の推進について何点か確認します。私は職員体制の増なくして今回の5分別移行は無謀だと思います。これまでごみの減量化が実際にできませんでした。仕組みとして5月1日から指定袋制を移行して資源ごみ回収をすると、その中で今の職員体制で実際にやっていけるのかと懸念されるところです。実際環境行政を推進する体制づくりはそれではいったいどういうふうにして進めていくつもりなのか伺います。これは前の基本計画では全庁的な取り組みを進める組織を設けるんだとしっかり位置づけられていましたが、今回の計画にそれが見当たりません。この庁内の促進する体制はどう取るのか確認します。 さらに生ごみの減量化目標は2012年までに450tを処理すると、ところが今回予算対応されました90万円の生ごみ処理機、いったいこれでどれだけの生ごみを減らすというつもりなのか、目標との関係でこの額でどうなのかと。 さらにこの2,000万円とも試算される使い道をどうするのかと、これは全体に配分されているようですが、この皆さんが決めた処理基本計画によれば、有料化して基金を設立するんだと、それで有料化に伴ってごみ減量化に対応していくと、この基金を設立するという準備はされているのかどうか伺います。 さらにストックヤードをこれは必要不可欠だと、有料化の理由にしているストックヤードはどうするつもりなのかと。この5月からは糸満市にお任せをすると説明を受けましたが、自前でストックヤードを設けると、それが有料化の根拠にもありますから計画との関係でどうなのか確認しておきたいと思います。 さらに環境総合基本計画が上位計画にありますが、この環境基本計画を実施する今年度何をどう実践するつもりなのか、この点も伺いたいと。 最後に今回の資源化、いわゆるこれまで燃やしていたごみを資源化になることで、どれだけの量が全体として減るのかと、燃やすためにかかった諸経費がいくら経費としては削減できるのかと、どういう試算になっているのか確認しておきます。 ◎健康福祉部長(喜瀬恒正)  瀬長美佐雄議員の再質問にお答えいたします。 夢プランの目標でありました平成15年の1,355名ということでしたけれども、現在15年度で1,340名一応措置予定ですが、この残りの数字につきましては15名につきましては、今後財政も含めて調整をしていきたいと考えております。 それから平成14年の定数ですが、1,190名の定数に弾力化を含めて1,250名を措置しております。 それから平成17年、先ほど見直しの検討をしないといけないということを申し上げましたけれども、この見直しの数字につきましては、まだこれから検討していくという段階であります。 それから認可外から認可へ移行できるその見通しはということでございますが、これにつきましては現在条件を満たしている園はございません。ただ希望する園はございますので、その辺は今後の検討課題にしたいと思っております。 子ども達の措置につきましては、でき得れば先ほどからずっと申し上げておりますように、法人の定数増、それとプラス新設も検討していきたいと思っております。 それから潜在的な待機児童数ですが、これは2001年、平成13年の3月に認可外保育園でアンケート調査を実施しております。認可外に通う児童の54%が保育に欠けるということになっております。その内市外の子ども達、あるいは公立・法人を希望しない方もおられますので、その辺を引いて約54%の約8割が潜在的な待機児童と捉えております。その数字が207名ということであります。 ○議長(大城英和)  時間を延長いたします。     時間延長(15時40分) ◎学校教育部長(大城健次)  (3)番目の学校プールの夏休み開放についての再質問にお答え申し上げます。①、②まとめてお答え申し上げます。 PTAや学校等との話し合い、それから安全面のプール開放する場合の安全面の話し合い等々、それから教員の協力体制の件についてでございますけれども、これは先ほども申し上げましたように15年度予算が成立をしてから4月以降、学校側とこの件について十分に話し合いをするということになります。現に他の市町村においてもこのような形で現在夏休み期間中の学校プール開放が実施されているということで、これは学校施設の開放の1つとして今回改めて学校プールの開放になるということでございます。 もう1つは同じ教育委員会の中でもこれは6月から夏休み期間中の9月までですか、水泳教室が催されておりまして、これは指導員をお願いをしまして、現に指導、その水泳の指導についてその事業があるということでございます。従ってとにかくこの件につきましても他市町村の動向も見ながら学校と詳細に詰めていくということで、安全面についても十分管理をしていくと、また学校協力体制も十分とっていくということで15年度の夏休み期間中にこのプール開放については実施していきたいと考えております。 ◎市民部長(比嘉健夫)  瀬長美佐雄議員の再質問にお答えをいたします。 まず今の職員体制でやっていけるのかということについては、先ほども申し上げましたけれども、いわゆる財政の厳しい状況の中で増員が非常に厳しかったということで、なおかつそのような情勢で厳しくなった場合の対応として、財政当局と臨時対応していく方法を相談していきたいということでございます。 それから生ごみの450tの処理の90万円の予算との問題でございますけれども、これにつきましては収益等の問題、いわゆる生ごみ処理機、先ほど収益等につきましては資源ごみ収集保管料とか、再商品化の業務委託料とか、リサイクル運動の報償費、ポスター・チラシ等、そして生ごみ処理費の容器等の補助をやっていくんだと収益からそういう補助をやっていくんだということで、その中で収益として目標として一応試算としては1,600万円の予定でありますけれども、総合的に1,500万円になりますのであと100万円等については、その生ごみ処理機現在90基予定している中で、なおかつ市民のごみに対する認識を深めて、それが90基以上増えたときにはそれなりの処理機としての追加をして、財政当局と相談をしながら検討していきたいということでございます。 それから15年度の生ごみ処理機の普及目標というのがございますけれども、15年度は人口5万2,537人とみまして1万6,940所帯で年間の15年度のいわゆる生ごみ減量目標値を年間58tみております。それは生ごみ処理機普及目標率を2.5%、それで普及目標所帯は424所帯を予定しておりますから、予算化の90万円を確かに差し引くと少なくなりますけれども、状況を把握しながら検討していきたいということでございます。 それから基金の設立等の問題につきましては、現在当局と調整中ということでございます。 それからストックヤードはどうするのかということの問題、市独自で建設設立する考えはないかということだと思いますけれども、ストックヤードにつきましては担当課では平成18年以降の計画する旨を県へ提出をしております。 それから環境基本計画等については、まだまだ私たちも不十分であるために今検討しているところでございます。 ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(15時46分)     再 開(15時48分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。 ◎教育長(志田安徳)  プールの夏休み開放につきまして若干答弁不足の部分があったようですので代わりに私からお答えいたします。 議員ご承知のとおり、このプール開放につきましては2年ほど前でしたか、まだ書類も来ておりませんけれども、当時のPTA連合会の方から非常に強い要請を受けまして、その後夏休みの学校現場のプール開放についての皆さんの希望、要望というのはまだそのまま生きていると我々は判断いたしまして、今回夏休みのプール開放ということに前向き姿勢で取り組んだわけでございます。学校現場との調整の件につきましてでございますけれども、主に学校プールにつきましては教頭先生方が中心にプール運営をなさいますので、教頭会と十分調整して、その実現化に向けて取り組まなければならないわけですけれども、今時期保留しておりますのは、現在6小学校中4校の教頭先生が今度の人事異動で動かれるということを既に私たち教育委員会は内示の段階で承知しておりまして、新しい体制に代わってから改めてこの問題についてはPTA、それから学校現場、それから教育委員会も含めて新たな形でみんなが一番由とする形を検討しながらスタートしていきたいと、そういうことでは安全管理の問題触れられておりましたけれども、これはやはりお互いが連携しながらやるべきことであって、あるいはお互いそれぞれの部分で自助能力を発揮しなければいけないのではないかと、教育委員会が持つべきもの、Pが持つべきもの、Tが持つべきもの、あるいは地域の方々に背負っていただくもの、それぞれの形で分担する中でこの事業は進めていきたいとそのように考えております。 ◎市民部長(比嘉健夫)  瀬長美佐雄議員の再質問にお答えいたします。 庁内のごみ対策における組織体制についてでございますけれども、これから検討会議をいたしまして、設置しまして、この対応を強化していきたいと思っております。 次に環境基本総合計画の実践等についてでございますが、これの対応につきましては私たちもまだ不十分なところがありまして、一般廃棄物処理基本計画と照合をしながらこれから進めていきたいと思っております。 ◆17番(瀬長美佐雄議員) ―再々質問― 時間がないですので保育行政について言えば、現在で本当に待機児童の解消見通しも立っていない中で市立保育園の廃園も考えていくと、これについては明確に現状の中でとんでもないと、撤回すべきだということを述べておきたいと思います。 プールについて言えば、例えば那覇市の夏休み小学校の開放実施要綱を持っています。少なくとも那覇市の場合はプールの開放管理指導員は、市の責任で安全対策上やるんだと、少なくともそういう対応はやって夏休みプール開放に臨むというつもりがあるのか、この1点だけ確認したいと思います。 ◎教育長(志田安徳)  瀬長美佐雄議員のプール開放についての再々質問についてお答えいたします。 安全管理の面の指導員を今後配置できるかどうかということのお尋ねだと思いますけれども、それも含めて学校現場が地域が、そして教育委員会、先ほど答弁少し外れましたけれども、実施要綱も含めて課題としていただき、夏休みのプール開放に取り組んでいきたいと思います。◇ 通告番号8(3番)高良正信議員 ◇ ○議長(大城英和)  次に3番、高良正信議員の質問を許します。 ◆3番(高良正信議員) ―登壇― 通告順に従い一般質問を行います。 道路網の整備について。1.市道26号線の早期改築整備については、去った9月定例議会で一般質問を行いましたが、早速12月定例議会では用地費の一部が補正予算に計上され、既に予算も執行されたと聞いております。また新年度、平成15年度予算においても工事費、用地費、補償費が予算計上されており、金城豊明市長のこの市道26号線に対する前向きの対応に地域住民は大変喜んでおります。そこで次の3点について一般質問を行います。 (イ)市道26号線関係の新年度予算(工事費、用地費、補償費)を全部含めて予算総額はいくらかお伺いいたします。またこの道路は計画では平成17年度に完了予定となっておりますが、計画どおりに完了できますかお伺いいたします。 (ロ)この市道26号線が計画どおりの完了ができないとなれば、平成何年度の完了を予定なさっているかお伺いいたします。 (ハ)この市道26号線は、最近アスファルトによる補修工事が行われて渡嘉敷に近い道路はわりかし通行しやすくなりましたが、高嶺に近い部分ではまだアスファルトの一部が決壊して、2台の車が対面通行できない所が多々あり、早期の整備を必要としますが、当局のお考えをお聞かせください。 2番、仮称「豊見城東インターチェンジ」、仮称「豊見城西インターチェンジ」の呼称変更要望について。1.現在、着々と進行中の国管理の那覇空港自動車道工事もいよいよ完成に向けて大詰めを迎えておりますが、次の2点について市長がお答えできる分で答弁を願いたい。 (イ)仮称「豊見城東インターチェンジ」と仮称「豊見城西インターチェンジ」の供用開始の時期は、予定はいつ頃か答弁ください。 (ロ)地域住民、主に土地を提供・協力した方々からでありますが、私に対して地域の活性化に役立つということで他の事例も上げて、例えば大平インターチェンジ、古島インターチェンジ、許田インターチェンジ等、仮称豊見城東インターチェンジと仮称豊見城西インターチェンジの呼称を豊見城平良インターチェンジと仮称豊見城伊良波インターチェンジに変更要請すべきとの強い要望がありますが、市長のお考えをお聞かせください。 3.農道の補修要請について。1.饒波の土地改良地区内にある南部農林土木事務所管理の道路は、アスファルトの損傷がひどく、車の通行に大変支障を来している現状であります。市長は現場を調査の上、南部農林土木事務所長に対し早期の補修を要請すべきと思うが、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(大城英和)  当局の答弁を求めます。 ◎市長(金城豊明)  高良正信議員の一般質問にお答えをいたします。 国道の件でございますけれども、いよいよ7号線にタッチいたしますフルインター、これまで豊見城東インターという形で名称が呼ばれてきたわけでありますけれども、議員おっしゃるようなその地域の名称というお話もあるわけでありますけれども、南部国道の方は既に記者会見で発表するのでコメントするのは差し控えてほしいということでございます。もう既に工事は突貫工事で進められておりまして、来る4月25日にフルインターで開通式を予定してございまして、それに合わせて今南部国道の方では取り組んでいるということでご理解をいただきたいと思います。 次に名嘉地の国道331号のインターでございますけれども、この件につきましてもある程度の考え方等については南部国道の話はございましたけれども、この件につきましてはご承知のように、これからトンネル部分の工事等を含めてですね、その他上田から伊良波にかけては相当工事が急ピッチに進んでおりますけれども、今工事時期についても南部国道の考え方としては平成18年、時期はまだはっきり言えませんけれども、開通したいという考えでございます。なお、名称についても今回一緒に発表するのか知りませんけれども、ほぼ国道331号のインターチェンジの名称もほぼ決定だと聞いておりまして、即地域の豊見城の平良インターということにはちょっと厳しいのではないかと思っておりますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。 ◎建設部長(天久勝廣)  高良正信議員の質問事項(1)の道路網の整備についてお答えいたします。 まず(イ)について、新年度の市道26号線の工事用地補償費合計の事業費についてお尋ねでございますが、1億3,500万円を予定しております。市道26号線は事業期間が平成17年度となっております。完了するには大変厳しいと認識しておりますが、現段階では可能な限り事業促進を図って完成に向け努力してまいりたいと思っております。 次に計画どおり完成ができないとなれば、何年度の完了予定になるかというお尋ねでございます。現時点では平成17年度完成に向けて努力していきたいと考えております。 次に3番目の(ハ)についてでございます。高嶺側において一部路肩部分の決壊がありますけれども、現場確認をいたしております。先に一般質問にあった大城隆弘議員の答弁したとおり、当面は維持管理の方で対応していきたいと考えております。 ◎経済部長(国吉正弘)  高良正信議員の農道の補修要請についてお答えいたします。 高良議員のこのご指摘の饒波土地改良区の幹線農道につきましては、平成5年度に県営畑地帯総合土地改良事業の幹線農道として整備をされております。市道間を結ぶ使用頻度が高い路線のために、現状のご指摘のような破損状況となっております。現在の農道管理主体としましては、平成13年度に換地処分登記が完了しまして、土地改良施設道路とか農道とか排水、法面等は饒波の土地改良区の財産として帰属されておりまして、形上は管理者の形上は饒波土地改良区が本農道の管理者となっております。まだこれは事務手続上の部分が残っておりまして、市に対しては土地改良施設の譲渡手続がまだなされていない状況でございます。この農道の整備要請につきましては、管理主体が県から組合に、饒波土地改良組合に移らない前から事業主体である県に対して再三この整備要請を行ってきましたけれども、これは一旦土地改良事業で県の予算を導入して整備をされておりますので、その同じ事業機関に県はまた再整備するということは、これは大変厳しいということの返事ももらっております。今後の対応につきましては、団体営農道整備事業の宅地事業等も検討しながら対応策を取ってまいりたいと思っております。 ◆3番(高良正信議員) ―再質問― 市道26号線について再質問をいたします。 先ほど建設部長は、市道26号線については計画どおり平成17年度完成に向けて努力するという答弁でありましたが、この道路は平成9年度から着工し、平成14年末現在で32%の完了予定しているということでありますが、15年度、16年度、17年度あと3カ年で68%執行が努力によって可能でしょうか。ぜひ頑張ってほしいと思います。 それからアスファルトのいわゆる補修工事についてでありますが、確かに去年の末に渡嘉敷に近い部分はアスファルトの決壊部分は補修されて対面で2車もよく通るようになっておりますが、高嶺近くになっている部分であの牛屋から高嶺の土地改良の低い部分にかけて2車が通れない対面通行できない状況で、1車は待つという状況があります。ぜひこれもこの予算の成立後、早めに整備をやっていただきたいと思います。 それから市長に伺いますが、仮称豊見城東インターチェンジ、仮称豊見城西インターチェンジの呼称変更要望については、状況は非常に厳しいということでおっしゃっておりますが、私は市長には個人的には3月のはじめにこのことを申し入れてありますが、これは文書による正式にこの国道事務所辺りに要請書も出したことがありますか。さらにどういう状況で要請なさったかですね、お伺いいたします。 それから先ほどの市長の答弁の中で、名嘉地に近いということを言っておりましたが、私が聞いた範囲内ではインターチェンジの部分は伊良波がほとんどということを聞いております。そこら辺も踏まえて私は伊良波の地域が大きくかかっているのではないかと思っております。さらに他の地域においては、大平インターチェンジ、それから古島インターチェンジ、許田インターチェンジとありますが、何でこの地域は地名を使わずに東という部落もないし、西という部落もありませんが、こういう使い方で簡単に片付けていいものかと、私はぜひ地域の名前を豊見城に平良ありと、豊見城に伊良波ありということを訴えるためにも、ぜひ地域活性化のためにもこの呼称を強く主張すべきと私は考えますが、市長の再度の答弁を願いたいと思います。 それから先ほど経済部長は、この饒波の土地改良地区内の南部農林土木事務所管理の道路は、再度の補修は難しいという内容の答弁でしたが、ああいう状況で難しいということで何だか車を実際走らせてみたら分かると思いますが大変な道路であります。ぜひこれを出せる方向でどこからかでもですね、ぜひ対応をお願いしたいと思います。答弁をお願いします。 ◎建設部長(天久勝廣)  市道26号線の取り組みについてでございますが、残りの期間が短いために心配をかけております。見直し時期がくればまた検討見直しをしないといけないわけでございまして、当分の間、その目的年度に目標年度に向けて頑張っていきたいと考えております。 それから高嶺近くの対面通行できない部分についても、新年度予算が成立後、できるだけ早い時期に対応してまいりたいと考えております。 ◎市長(金城豊明)  来る4月25日に開通予定の7号線の福祉センターの前のインターの名称でございますけれども、この件については既に平成14年8月12日に市の方に照会がありまして、市長名でその依頼文は出ております。しかしこれまで特に名称を書く段階において豊見城I・Cとかいろいろありましたので、それについては抗議をいたしております。そういうことで今回、豊見城東I・Cという名称ではないということでご理解をいただきたいと思います。平良も入っていないというふうにご理解をいただきたいと思います。ただ言えることは、南部国道の方でもいろいろと市から出ている文書等含めて十分に検討し、さらに記者会見で正式に発表していきたいので、今回高良正信市議から名称についての変更の要請もあるわけでありますけれども、その面については記者会見で発表したいということでございます。 さらにまた国道331号の向こうも豊見城西インターということでいろいろ現在仮称で呼ばれておりますけれども、決してその名称にはならないだろうと理解をしております。今後、同時発表でなければ今後また市民の皆さん方等も含めてまた南部国道とも調整をしていきたいと思っております。言えることは私ども豊見城市に相応しい名称で今回出てくるかという状況でご理解をいただければ幸いだと思います。 ◎経済部長(国吉正弘)  高良議員の饒波土地改良区の幹線農道の再質問にお答えいたします。 団体営農道整備事業、これは補助事業でありますけれども、この事業が採択される見通しもまだついていませんので、応急的な補修等でできるように努力をしたいと思っています。 ◆3番(高良正信議員) ―再々質問― 仮称豊見城東インターチェンジと豊見城西インターチェンジについてもう一度市長にお聞きしたいと思います。どういう形で要請なさったか、口頭なのか、文書で出されたのか。さらに私が質問した豊見城平良インターという名前、豊見城伊良波インターについてどうお考えでありますか伺います。 ◎企画部長(座安正勝)  再々質問にお答えいたします。 那覇空港自動車道の名称につきましては、これまで看板等で豊見城(とみしろ)という呼び方がございましたので、市制施行にあたっての名称に関する村民会議からの提言を受けまして、豊見城(とみぐすく)の名称を普及させるという視点から、今回の那覇空港自動車道の名称については、豊見城(とみしろ)ではなく、豊見城(とみぐすく)という固有名詞で読んでいただきたいという趣旨での要請を文書で平成14年8月12日付、豊見城市長名で内閣府沖縄総合事務局南部国道事務所所長に出してございます。具体的な地名の入ることについては、特に申し述べてございません。なお、この名称募集についてはインターネットなどを通して南部国道事務所は広く県民から公募すると、これを参考にして決めるという内容で伺っております。 ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(16時18分)     再 開(16時29分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。◇ 通告番号9(23番)儀間盛昭議員 ◇ ○議長(大城英和)  23番、儀間盛昭議員の質問を許します。 ◆23番(儀間盛昭議員) ―登壇― それでは通告に従い一般質問を始めていきたいと思います。 私たちは今期は16日前に議員は一般質問の通告を当局に出しております。私については誰一人問い合わせの電話がありませんから、噛み合った答弁が得られるものだと思っていますので、そういうつもりで答えていただきたいと思います。 平成15年度施政方針を受けて、その中身について市長に伺っていきたいと思います。1つ目に政治姿勢について伺います。昨年9月の市長・市議選において、企業ぐるみの不在者投票動員が取り組まれておりました。日本共産党に寄せられた内部資料を見る限りにおいては、とても公平・公正な選挙であったとは言えない状況です。企業ぐるみ選挙は違法で、民主主義を否定する行為です。市長は9月議会にて「私は関知していないので知る余地もなし」と答弁されています。候補者が何も知らないとはとても理解できません。そこで次の点について伺います。 1つ目に企業ぐるみの不在者投票動員は、違法だと考えるのか。市長と市選管の所見を伺いたいと思います。 2つ目に選対本部長の外間県議は「不在者投票の取り組みを青年部がやっていたが本部は知らない」というコメントが新聞にありましたが、候補者であった市長はどの程度関与されているのか伺いたいと思います。 2つ目に金城豊明陣営の組織体制と選挙資金・献金について伺います。選対本部長は自民党の県議会議員だと伺っております。選対の役員に市商工会長が入っていたと聞いておりますが、事実でしょうか。どこでも同じですが、商工会の活動は地域活性化、地域商工業の振興発展が目的であります。決して政治的に同じ立場の人だけの集団ではありません。政治的に中立で商売人のために活動する団体だからこそ、市民の税金から補助金も出せるのではないでしょうか。今年度も1,235万円を商工会育成補助金として支出する予算となっています。そのような団体の長として、一党一派に偏ってはいけないものだと思いますが、選対とどのような関わりになっているのか伺いたいと思います。 次に選挙資金・献金について伺います。比嘉宜野湾市長選をめぐる違法献金問題が大きな焦点となっています。公共事業に関わり政治を歪める不正な行為です。企業からの献金があったのに政党支部への献金であったとごまかしたとのことですが、私どもにはこの豊見城でも同じことがなされているのではという声も寄せられてきます。市長の後援会や市長選では、選挙資金報告書や企業献金についてどのような内容になっているのか伺いたいと思います。平成12年政治資金規制法が改正され、企業の選挙運動に関しての寄付は禁止されました。それ以前、平成10年の村長選挙ではどうだったんでしょうか、明らかにしていただきたい。 3つ目に昨年9月、そして今年2月と続いた選挙では、どのような公選法違反があったと認識しているのか、市選管の所見を伺いたいと思います。 次に教育の充実についての項目で伺います。幼・小・中・高へのクーラー設置について伺います。1つ目に子ども達の教育環境整備は、行政の重要課題であります。市長も選挙公約ですべての教室へのクーラー設置を約束しています。一日も早く実現すべきとの立場で伺いたいと思います。昨年12月議会でクーラー導入した時の電気料の試算を答えています。すべての学校教室としての試算だと思いますが、国・県の動向もみながら今後検討するとのことでしたが、その後どう検討対応しているのか伺います。各学校の調査を行ったとのことでもありました。暑すぎて授業中倒れ、点滴を受けるほどの厳しい状況の教室もあります。調査で適温ではない教室が全体でいくつあるのか明らかにしていただきたいと思います。 2つ目に当面の対策として、大型扇風機を設置したわけですが、それでは解決しません。そのような教室には全体を待つのではなく、先にクーラー設置を行い教室の環境整備をすべきだと思いますが、市長の見解を伺いたいと思います。 3つ目に雇用の創出、産業振興についての項目で雇用対策について伺います。 1つ目に豊崎地区にアウトレットモールが実現し、ここの核となるものだとされています。地元雇用も取り組みの成果が出ています。引き続き継続雇用が図られるよう求めるべきだと考えております。アウトレットモールを核として豊崎地区が発展する計画だと思いますが、市民の間からはいつでも市民が利用できるような商業地になってほしいとの声もあります。例えば映画を見るのに中部まで行かなくてはならない。豊崎に誘致できないかという声も聞かれます。市民が求める利用しやすい商業地実現で雇用確保も取り組むべきだと思いますが、どのような状況になっているのか伺いたいと思います。 2つ目に緊急地域雇用対策事業は、具体的に平成15年度どのような取り組みがなされるのか伺います。 3つ目にシルバー人材センターへ助成をし、就業の場を確保すると言っておりますが、具体的な内容を明らかにしていただきたいと思います。 4つ目に市制施行をすると企業・事業所が増えるものだと言われていますが、どのような状況であるのか、その誘致の取り組みについて伺いたいと思います。 次に産業振興の項目について伺います。 1つ目に豊見城市小口融資貸付金の制度改善について伺いますが、私ども当議員団はこの間、もっと利用しやすいように改善を求めてまいりました。長引く不況の下、市内の中小業者も資金繰りで困り、高利の街金を利用し困っている方々も大勢いらっしゃいます。県議の日本共産党の県議会議員の新垣米子無料法律相談所には、駆け込んで来る相談者がまさに殺到している状況です。私は何度となく相談を一緒に受けておりますが、困り果てている方々を見て、こうなる前に公的な融資が受けられていればと、この思いを何度も感じてまいりました。現在、実施している市の融資制度の状況では十分とは言えないのではないでしょうか。高利に手を出す市内事業者を一人でも多く救ってやるという思いが今求められているのではないでしょうか。その立場で現制度の改善を検討する考えがないか市長の見解を伺いたいと思います。 2つ目に農漁業者にも利用できる融資制度をつくるべきだという立場で伺います。今年度の予算では、認定農業者の資質向上のための事業を行うとしています。早くから求められていたことであり、その実施を求める立場ですが、その認定業者を含めて農家の皆さんも市独自の融資制度の実現が求められているのではないでしょうか。長引く不況は農業経営にも大きく影響し、今行き詰まり同じく相談所に駆け込む農家の相談にこれまで何度も乗ってまいりました。街金・サラ金に手を出す前に公的な資金があったらと、このようなことにならなかったのにと何度も感じてまいりました。サラ金・街金から市民を守るという立場に立ち、新たな融資制度をつくるべきだと思いますが、市長の見解をぜひ伺いたいと思います。 3つ目に地域で取れたものを地域の人達が消費をする「地産地消」が重要視されています。給食センターでの地元農産物の利用拡大について、具体的な検討がなされているのか伺いたいと思います。 4つ目に循環型社会を目指すため、各農家の各家庭の生ごみと家畜排泄物を合わせ堆肥生産ができるよう取り組むべきと求めてまいりました。その後、どういう取り組みがなされたか。どう検討なされたのか伺いたいと思います。 最後に快適な生活環境づくりの項目で瀬長島整備について伺います。平成15年度の事業では採択できませんでしたと、この間の一般質問の答弁で体験滞在型交流事業導入についての様子が答弁ありましたが、この取り組みどういう状況になっているのか、今後この計画はどういうふうに進めていこうというつもりなのか、その見通しについても含めて答えていただきたいと思います。 ○議長(大城英和)  当局の答弁を求めます。
    ◎市長(金城豊明)  儀間盛昭議員の政治姿勢について、1点目の儀間議員のご質問はあたかも私の後援会が企業ぐるみで不在者投票の動員が行われたかのような内容のご質問でありますが、そのような事実はなかったものと考えております。 次に2点目の、その前にですね、商工会等々の役員の関係でございますけれども、今回の私の選挙におきましてはいろんな団体等が政治連盟を結成をしてその推薦をいただいたわけでありますけれども、やはり商工会についても政治連盟を結成をし、その役員の中で協力されるものだと理解をしております。 次に2点目の昨年の市長選挙における私の陣営の組織体制と選挙資金・献金についてお聞きでありますが、組織体制としましては字宜保の403番地に選挙事務所を設置し、その中で選挙事務責任者及び出納責任者を選任して、市選挙管理委員会に届け出をしてございます。 次に選挙資金・献金についてでありますが、今回の選挙における選挙資金・献金については、公職選挙法に基づきまして昨年10月7日に市の選挙管理委員会に出納責任者から提出をされております。個人並びに後援会からの収入だというふうに理解をしております。 ◎学校教育部長(大城健次)  儀間盛昭議員の(2)の1、2についてお答え申し上げます。 夏場に暑すぎるという教室はどのぐらいあるのかについては、日本学校保健会の学校衛生基準によりますと、夏場の最も望ましい教室の温度は25℃から28℃と言われております。その中でも学校別に申し上げますと、特に上田小学校で2教室、伊良波小学校で2教室が夏場に30℃以上に上がるという調査報告を受けております。その件につきましては構造的な問題、それから児童生徒の急増によりまして学校建設を余儀なくされ、そういうことで風通しが悪くなったことが要因と考えております。 それらの教室の対応策でございますけれども、快適な環境で学習ができるよう、各教室にクーラーを設置するのが最適だとは思いますが、それに対応するのは財源確保が必要でございます。そういうことでかなり厳しい状況でございます。従いまして緊急の対応策つきましては、先ほどもありましたけれども扇風機を設置したり、それから日除けを設置したり、それからまた陽射しの強い教室にはカーテンを取り付ける等々で対応しているという状況でございます。 ちなみに平成14年度の対応策でございますけれども、扇風機の設置につきましては全幼稚園の預かり保育室、それから伊良波小学校・上田小学校・長嶺中学校につきましては扇風機の設置をしております。それからカーテンの取り付けでございますけれども、これは長嶺小学校の20教室、それから豊見城小学校の7教室ということで対応策をしております。 それから今度は質問事項の(3)の雇用の創出、産業振興についてのこれは(ハ)ですか、地元農産物を地産地消の立場で学校給食に利用できないかということについてお答え申し上げます。給食センターとしてもでき得れば地産地消の立場で市の農産物を一番使った方がよいことだと思っております。しかしながら現状はその量的な問題、それから価格的な面ですね、そういうふうなことで本土産の野菜が主に使われているという状況でございます。もちろん葉野菜等につきましては県内産が主流でございますけれども、その中には当然豊見城産の野菜も含まれております。1年のうちに1月・2月には時期的に県内産がニンジン等が出回っておりますので、それを使っている状況でございます。具体的な検討となりますけれども、まずセンターにおきましては量的な面と、それから値段的な問題、そういう課題が克服できるのかどうか、そういうことが克服できるならば、当然に本市産を使っていきたいと考えております。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  政治姿勢の中の儀間議員のご質問の(ロ)市長金城豊明陣営の組織体制と選挙資金・献金についてのご質問にお答えいたします。 まずはじめに平成10年9月20日に施行されました村長選挙の際の金城豊明村長のその時の村長の現市長の選挙資金費用収支決済報告を拝見しますと、平成10年9月20日、収入393万円、支出369万3,600円。先ほど行われました市長選挙につきましては、収入が578万円、支出が561万3,160円となっております。 そして(ハ)の市選管としてどのような公職選挙法違反がなされたかという認識をされたかというご質問に対しましては、現在のところ公職選挙法違反がなされたということについては、承知をしておりません。 ◎経済部長(国吉正弘)  儀間盛昭議員のご質問にお答えいたします。 雇用の創出、産業の振興についての1番から順次お答えしてまいります。 まず豊崎地区での雇用確保の取り組みについてでございますが、昨年12月に営業を開始しましたアウトレットモールあしびなーと、旧馬術場後に誘致をしました沖縄西濃運輸株式会社につきましては、市の雇用状況の悪い中、特に若い皆さんの失業率等を考慮し、市民の優先雇用を図るために市長はじめ、所管部局で文書等による再三の要請も行ってまいりました。今後の取り組みとしましては、豊崎地区における企業立地促進が雇用確保の面からも大きな役割を担うものと認識しておりますので、沖縄振興特別措置法による産業高度化地域、それから情報通信産業振興地域に指定されておりますので、固定資産税の課税免除措置等を活用し、企業の立地促進に努めて市民の雇用機会の創出を図ってまいりたいと思っております。 それから(ロ)の緊急地域雇用創出特別事業についてお答えいたします。この事業は平成14年度から開始をされまして、平成16年度までの3カ年間の事業予定でございます。平成14年度は2月末現在で30名が雇用されております。平成15年度事業では42名の雇用を予定しております。15年度、16年度事業は各部局に配分をしておりまして、15年度分は今ご提案しております一般会計当初予算の方に計上されております。本事業では原則として失業している方を雇用することになっておりまして、事業の内容等市民の皆さんに周知を徹底いたしまして、失業している市民の雇用に努めてまいりたいと思っております。 次にシルバー人材センターについてお答えいたします。平成14年10月に設立しました市シルバー人材センターは、概ね60歳以上の働く意欲のある方々を対象にしておりまして、働く喜び、健康の維持増進を図り、社会参加・地域参加、生きがいの充実を図ることを目的とした事業でございます。運営状況につきましては、平成15年2月末現在で会員数が102名、11月から2月まで公共・民間より仕事の受注件数が17件、契約金額にしまして101万7,560円となっております。仕事の報酬につきましては2月より沖縄県シルバー人材センター連合より就業開拓員として1名派遣されておりますので、市内事業所を中心に仕事受注に向けて広報活動を行っているところでございまして、平成15年度以降の受注件数が増加するのではないかと今期待しているところでございます。 次に市制施行した場合に市内への事業所設置状況はどうなったかというご質問でございますが、法人設立届けによりますと平成14年4月から平成15年3月14日現在までの設置開設件数が104件となっております。閉鎖したのもありまして、閉鎖が32件、転出が12件となっております。ちなみに13年と比較した場合において、13年のその同時期を比べますと、設置開設が93件、11件増えています。それから閉鎖が13年は17件、それから転出が14件となっております。 次に産業振興についてでございます。小口融資制度を利用しやすいように改善をすべきではないかというご質問でございますが、市の小口融資制度は平成7年度よりスタートをしまして、7年が経過をしております。市の資金を県信用保証協会に貸し付け、保証協会は市が指定する金融機関へ預託することにより、市の資金の10倍まで貸し付けすることができる制度でございまして、担保力とか信用力の不足がちな小規模企業者にとって大変喜ばれている融資制度でございます。14年度の2月末の実績を少し申し上げますと、申込件数が17件で総額7,107万円の融資の申し込みがございました。その全体について金融機関に対し融資依頼を行ったところ10件、3,707万円の融資実行がされており、うち4件につきましては無担保・無保証の特別小口融資資金となっております。市としましても、中小企業者の皆さまに本制度を十分に活用していただき、少しでも多くの皆さんに融資が行われ、健全な会社運営につなげていただきたいと思っております。しかし融資というものは計画どおりの償還が確実であるということが大きな義務となっておりまして、返済能力が乏しければ融資実行に至らない場合も出てくるものと考えております。今後とも引き続き本制度を実施して、市内中小企業者の皆さまの便宜に寄与するため、周知広報を徹底しまして速やかな融資実行が実現できるよう努力してまいりたいと思っております。 続きまして農漁業者にもこういう厳しい経済状況の中、即融資ができる新しい制度も必要ではないかというご質問でございますけれども、現在農漁業者につきましては農業近代化資金、あるいは農業改良資金等、制度資金がたくさん今国の制度、県の制度がございます。特にスーパーL資金と言いましてこれは利息も県と市が負担する大変に有利な制度もございます。漁業者についてもこの国の資金、あるいは県の資金がございますので、現在のところはこの小口融資みたいに新しい制度を農漁業者のために新しい制度をつくる考えは現在もってはおりません。 次に環境型社会を目指すための生ごみと畜舎からの排泄物を合わせた堆肥生産についてでございますけれども、平成16年11月1日より完全施行されます家畜排泄物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律の対応方について、現在市内畜産農家、それから南部農業改良普及センター、家畜保健衛生所、行政含めて現在勉強会を行っております。この中で家畜排泄物と生ごみを合わせた堆肥化事業ができないかどうか、資料収集等も含めて引き続き調査研究をしてまいりたいと思っております。 ◎企画部長(座安正勝)  4番目の快適な生活環境づくりについてお答えいたします。 ①の瀬長島整備に関し、体験滞在交流促進事業の導入に向けて取り組んできた内容につきましては、これまでも議会でお答えしたとおりであります。県に要望しておりました豊見城市の平成15年度沖縄体験滞在交流促進事業は残念ながら採択をされておりません。事業内容やこれまでの取り組みの経過から、実施熟度は高く評価をいただいていましたが、採択されなかった理由といたしましては、国サイドの那覇空港拡張整備に関する検討の中に瀬長島に関わることがマスコミに報道されたということが関連しているのではないかと推察されております。ご質問の今後の見通しを立てるにあたりまして、この那覇空港の拡張整備構想と瀬長島の有効利用の関係につきましては、最大の注目をしているところでございます。現時点において国は那覇空港拡張について調査を検討するという方向を出したところでありまして、実際の事業計画の着手まで何年かかるかはまだ明らかにされておりません。瀬長島は既に計画的に整備が進められておりますので、市といたしましてはこれまでどおり有利な補助事業や民間活力を導入して、憩いの島として整備を進めていく考えであります。有効な補助事業の導入が困難であるという見通しに立った場合においては、民間施設の導入を先行するということを検討する必要があるのではないかと考えているところでございます。 ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(17時02分)     再 開(17時05分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  儀間議員の企業ぐるみのこの選挙体制はいいか、悪いかという今ご質問でございますが、選挙管理委員会としましては、企業ぐるみの不在者投票の動員の取り組みの内容については捜査することはできませんので、コメントを差し控えさせていただきます。 ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(17時06分)     再 開(17時07分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  繰り返すようですけれども、我々にはその実態を捜査する権限、捜査することはできませんので、いいか悪いかのコメントはできません。 ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(17時07分)     再 開(17時08分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  この企業ぐるみの内容が把握できない状態において、私からこの企業ぐるみが違反なのかというコメントはできませんということです。 ◆23番(儀間盛昭議員) ―再質問― それでは再質問します。 忘れないうちに選管にもう一度聞きますが、要するに私が聞いているのは、皆さん公職選挙法をよく熟知して私たちに選挙をいろいろ取り仕切っているわけですから、その選管に聞いているんです。これが答えられないと次の選挙からも企業ぐるみの不在者投票の取り組みをしても全然悪くはない、どうなのかというのが分からないわけですから、企業ぐるみで不在者投票を取り組んだ場合は、それでは逆に聞きますがどういう場合は違法なんでしょうか。ぜひ答えてください。 そして市長は知らないと、なかったと言っていますが、それでは青年部の取り組みだということも市長は知らないのか。この不在者投票をしてくれということを市長は候補者としてこの企業にこういう依頼をしたことはないのか。そして先ほど商工会長の件を出しましたら、ビラにもあります推薦状のたくさんの団体がありますが、こういうところでやっていると、これには豊見城の商工会はないんですが、そういう推薦と私が聞いているのは補助金を市民の血税をもらっている補助金をいただいている豊見城市の商工会、育成費として1,235万円も出している、そこの長が市長のこの選対や後援会の役員になっているんでしょうか。なっているのであれば、何役員になっているのかぜひ答えてください。 選管は答えていただきましたが、平成10年の時の企業献金、選挙での献金については企業のこともありましたが、今回はどうなんでしょうか。もっと分かるように答えていただきたいと思います。 私たちの元に市長選挙では豊見城の建設業協会なのか、土木業協会なのか、そういう協会が会員さんに市長選の寄付を集めていたよという話も聞かれるんですが、これは事実なんでしょうか答えていただきたい。 そして選管に伺いますが、先の選挙では公選法の違反はなかったと思うんだということでありました。それでは聞きますが、公選法の189条のところで言う収支報告書、選挙をやったものが収支報告書の提出をせねばなりませんが、これについては違反がないのかどうか。この189条に違反すると、3年以下の禁固または50万円以下の罰金というのが法律です。これに反することはなかったんでしょうか。この2月の選挙だけではなくて、9月の選挙も含めて答えてください。 そして雇用のところではアウトレットモールについては雇用確保を文書でやったということでありました。今市民からはアウトレットモールがオープンしてからたくさんの若い皆さんもその場所に集まって買い物もしようということでありますが、そもそものアウトレットモールの趣旨が観光客を大きな目玉にするんだという施設のようで、そこに行った皆さんからはもっと自分たちが利用できるような施設が豊崎には今後造られないのかという声がよく聞かれるんです。映画館がほしいとか、若い皆さんはそこいらでまたこの間何度か取り上げられているようにスケボーができるような公園がほしいなとか、そういう地域の皆さんが豊見城の地元が利用できるような商業をぜひ造ってほしいということもあります。そういう形態の中で地元雇用を増やせないのかという要望がありますので、ぜひ明らかにしていただきたい。どういう取り組みができるのか。 そしてシルバー人材センターや緊急雇用対策事業にいろいろ答えていましたが、私はこの両方またそれ以外のものも含めてですが、新しい仕事をつくって、そういう中から公共団体例えば役所がそういう所が生産するものを消費して一緒に援助をしていく、共に雇用の場、そして行政も地元産を使っていくそういう共にプラスになるようなそういう制度もこれらの取り組みの中でぜひ知恵を出して実施していくべきだと思いますが、与那原町では瓦がいっぱい造られていますが、街の区画整理などの歩道などに与那原で造られる瓦を利用するとか、こういう新しいことも考えていくと、豊見城でもいろいろなことができるのではないのかと思っていますので、ぜひどういうことが可能なのか答えていただきたい。 そして融資制度については、今農家も自営業者も本当に大変厳しい状況です。私は街金やサラ金の話もしましたが、本当に厳しい状況が今続いています。そういう方々もう少し工夫をするとその皆さんを救うこともできるのではないでしょうか。1人でも多くそういう方、豊見城の市独自の融資制度で救えることができたのであれば、非常に市民の皆さんからも歓迎されるのではないのかと思います。ぜひ答えていただきたい。 学校教室のクーラーについては、上田小と伊良波小に2つずつと、4つの教室ですから、私はこの単独で真っ先にこの教室から今度の夏から間に合うようにでもクーラー設置すべきだと、市長のこの公約にもすべての学校教室にクーラー、プールも設置しますということはちゃんと公約もされています。ぜひこの全体も待ちますが、上田と伊良波それぞれ2つの教室にこの夏に間に合うようなクーラー設置をすべきだと思いますが、市長いかがでしょうか。 ◎市長(金城豊明)  儀間議員の再質問にお答えをいたします。 私は2期目の選挙におきましては、多くの市民の皆さんや、また現在一緒に市政を発展させようとする仲間の議員の皆さん方多くから出馬の要請を受けまして選挙に取り組んできたわけであります。ただ言えることは、公務をこなしながらの選挙活動であったということで、細部にわたる状況については承知しておりません。 さらに青年部の動員と言いましょうか、不在者投票に対する関係もお聞きでありますけれども、先ほど申し上げましたとおりいろんな組織の方で私を当選させるために頑張っているわけでございまして、一部始終知る余地はなしでございますので、その辺りはご理解をいただきたいと思っております。 さらに後援会に対する寄付につきましても、その内容等については私の方では十二分に把握をしてございません。さらにまた特に私の後援会につきましては先ほども申し上げましたようにして、多くの後援団体、あるいはまた政治連盟団体等のご協力を得ながら、去った選挙戦は勝利に向けて頑張ってきたものだと理解をしております。 ◎学校教育部長(大城健次)  儀間盛昭議員のクーラー設置についての再質問にお答え申し上げます。 クーラー設置につきましては、昨年の12月定例議会におきましても本県の県立高校の実績等についても説明し答弁申し上げましたけれども、いずれにしましても光熱水費の方で電気代が相当かかるということで、このような状況から市におきましても去った6月の定例会におきまして意見書等も採択をされておりまして、この辺から国・県等の動向を見据えながら設置計画については今後検討していきたいと考えております。 ◎経済部長(国吉正弘)  儀間議員の再質問にお答えをいたします。 雇用の創出の部分のアウトレットモール付近、いわゆる商業ゾーン、もっと地域の皆さん、あるいは県内の皆さんが集まって賑わいのある街づくりのための企業誘致はということでございますけれども、確かに今アウトレットモールを誘致いたしまして、その周辺今現在精力的に企業誘致をやっておりますけれども、若い皆さんがいわゆる集まりやすい映画館とかそういう企業誘致についてはどうなっているかということでありますが、特に今現在そういう目星があってこの企業はということはご説明できませんけれども、いわゆるここは商業ゾーンでございますのでおっしゃるようにそういう部分も視点において、今県の公社、あるいは県の企業立地推進課等ともそれに向けて引き続き企業誘致要請を行ってまいりたいと思っております。 それからシルバー人材センターの件でございますけれども、そのセンターがやっている仕事が受注仕事が定型的なほぼ全国的な部分がありますけれども、議員は豊見城らしさの仕事を開発してはというご提案でございますが、確かに設立した時期で現在は大工・塗装とか、あるいは植木剪定とか、あるいは草刈り清掃業とか等々の受注が主ではありますけれども、県からみえているこの職場開拓要員とも十分連携をして、また本当に豊見城らしさの受注の仕事ができないか、これも検討してまいりたいと思っております。 それから融資制度、農家の皆さんがすぐ借り入れできる制度はということでございますが、農業制度資金は先ほどもご説明しましたようにたくさんございます。漁業者の方もですね。その中で特に利息の補助をする助成をするこの農業改良資金、特にスーパーL資金、これは認定農業者が利用している制度でございますけれどもこういうのもありますので、広くそういう国の制度資金・県の制度資金を広く活用していただきたいというPRをしていきたいと思っておりまして、独自にすぐ借りられる制度等を創設するということは、現在考えておりませんのでご理解をお願いしたいと思います。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  企業ぐるみの再質問につきましてお答えいたします。 選挙管理委員は、選挙を執行する立場でありまして、取り調べをする権限はありませんので、まだこの実態も把握されておりませんので極めて困難な作業だと私は思いますので、もしこういったあれが司法からの協力願い等がありましたら、こちらとしても協力していきたいということをお伝えいたします。 それから政治資金・献金についてのお答えをいたします。現在のところ、公職選挙法違反がなされたことについては承知しておりません。 ◎市長(金城豊明)  一部答弁漏れがあるようでございますけれども、今しきりに役員のことをお聞きではございますけれども、やはり政治連盟としての役員であると理解をしております。 ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(17時27分)     再 開(17時28分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  答弁いたします。 市長選挙に関しては、公職選挙法違反がなされたということについては、承知をしておりません。 議員選挙の方は、今事務局の方で調査をしております。 ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(17時29分)     再 開(17時31分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  お答えいたします。 平成14年9月20日執行の豊見城市市会議員選挙運動費用収集と報告書の提出に関しましてお答えいたします。 現在まで3名の方がまだ報告書を出しておりませんので、これは再三文書等、電話等でお願いしているんですけれども、なかなか選管の方には提出しておりませんので、早めに提出していただきたいということをこの場でもお願い申し上げます。 ○議長(大城英和)  暫時休憩いたします。     休 憩(17時32分)     再 開(17時35分) ○議長(大城英和)  休憩前に引き続き再開いたします。 ◎選挙管理委員長(平良兼吉)  今、儀間議員のご指摘は選挙管理委員長として大変重く受け止めております。私たちは事務局にも再三こういった議員がいるので早めに対応しなさいということで委員会の中でも発言をしておりますけれども、事務局の方は再三文書なり、電話なりで催促をしておりますけれども、いかんせん良識を持っている議員の皆さんですけれども、この件に関しては少し怠けている議員もいらっしゃいますので、今日からは明日からはもうこの件につきましては再三事務局にも尻を叩いてですね、事務局の方も怠けているのではないです。資料も保管されております。コピーで。電話もかけております。今の儀間議員の意見を重くみて、早速明日から対応していきたいと思います。 ○議長(大城英和)  お諮りいたします。本日の会議はこの程度に止め、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって本日はこれにて延会することに決しました。本日はこれにて延会いたします。次の本会議は明日午前10時開議といたします。 大変ご苦労様でした。     延  会(17時37分) 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。    豊見城市議会議長 大 城 英 和    署名議員(8番) 山 川 泰 博    署名議員(10番) 大 城 勝 永...